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名駅のナナちゃん赤いワンピースとマスク姿に 「私、2カ月半ぶりに着替えました」

約2カ月半ぶりに「着替えた」ナナちゃん人形。足元には2メートルのソーシャルディスタンスを示すシートも

約2カ月半ぶりに「着替えた」ナナちゃん人形。足元には2メートルのソーシャルディスタンスを示すシートも

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 名鉄百貨店本店(名古屋市中村区名駅1)前にある、名古屋駅前のシンボルの一つ「ナナちゃん人形」が6月23日、約2カ月半ぶりに「着替えた」。

ナナちゃんの特注マスクは一般的なマスクの約17枚分のサイズ

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 身長6.1メートル、体重600キロの巨大マネキンの「ナナちゃん」は同店の広報部員。催事のほか、一般のイベントや映画公開などのPRを目的にさまざまな姿に着替え広報活動で活躍するほか、人々の目を楽しませてきた。生年月日は1973(昭和48)年4月28日で、バスト2.07メートル、ウエスト1.8メートル、ヒップ2.15メートル。

 通常、年間40回程度着替えるナナちゃん。新型コロナウイルスの影響で4月6日から「ひとやすみナナちゃん」として紺色のワンピースに身を包み続け、コロナ禍で人通りが大幅に減った名古屋駅エリアの街、にぎわいが戻ってきた現状を見守り続けてきた。

 今回は同店のクリアランスセールのPRで、「SALE」と書かれた赤色のワンピースに着替えるほか、初のマスク姿にもなった。マスクはこのために白い綿の布を使い特注したもの。縦幅38センチ、横幅68センチ(着用前のサイズ)で、一般的なマスクの約17枚分のサイズだという。手元には「マスクの下は笑顔です」「名鉄百貨店でお待ちしています」と来店を呼び掛けるボードを持たせた。

 広報担当の米本典雅さんは、「久しぶりに着替えたナナちゃんをたくさんの人に見てもらえて改めてうれしさを感じた。ナナちゃんも久しぶりに新しい衣装に着替えられたことを喜んでいると思う」と話す。

 すらりと伸びる左右の脚の間の幅は約2メートルで、足元に2メートルのソーシャルディスタンスを示すシートを貼り、社会的距離の確保をアピールした。「セールというと通常、『密』が生まれる催事だが、ソーシャルディスタンスのシートで2メートルが体感できる。店内でも2メートルを思い出していただいて一定の距離を保っていただければ」(米本さん)と言う。

 マスク姿のクリアランスセールPRバージョンのナナちゃんは7月21日17時まで。

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