名古屋駅近くの茶農家が運営する名古屋駅前の伊勢茶専門カフェ「深緑茶房 名古屋店」(名古屋市中村区名駅4、TEL?052-551-3366)が10月22日、伊勢茶と和菓子をセットにしたテークアウト商品「わづつみ」を発売した。
三重県松阪市の茶農家直営の同店は、店内のカフェ(21席)でお茶とお茶請けを提供するほか、茶葉の販売も行う。
「わづつみ」はカップに注いだお茶(1杯)と、和菓子(1個)を風呂敷で包んだセット。在宅ワークやワーケーションなど新しい働き方に注目が集まる中、仕事で実力を発揮できるように、「休憩時間の価値を高めること」をコンセプトに開発した商品だという。
同商品を担当するスタッフの後藤万奈さんは「仕事の合間のちょっとした休憩に『わづつみ』を広げ、自分だけの一休みの空間を楽しんでいただけたら。職場での休憩は『~ながら』になってしまいがち。風呂敷を広げて空間を切り替えてもらうことで休憩の質が上がるといいなと考えた」と話す。
お茶は5種類から選べる。奥深い味わいの「伊勢玉露茶」、すっきりとした香ばしい甘みの「くきほうじ茶」、コクのある甘みの「香小町」、茶葉の渋みを引き出した同店看板商品の「深緑」、上品なうま味の「千寿」。
和菓子は深緑茶房の茶葉を使った4種類から選べる。生クリームを緑茶あんで包んだ「大福」、緑茶あんを伊勢芋を使った生地で包んだ「上用饅頭」、緑茶のようかんと栗・小豆の2種類が味わえる「ようかん」、数カ月ごとに替わる「季節の和菓子」。和菓子単品でも販売する。
後藤さんは「わづつみを持って芝生のある場所まで散歩し、そこで風呂敷を広げて味わってみた。仕事の合間の休憩ではないが、気持ちのいい体験もできた」と振り返る。
価格は800円。営業時間は11時~19時。水曜定休。