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名駅に和菓子店「両口屋是清」の新ブランド 現代の素材や見た目取り入れ新提案

切るところによって見た目が変わる富士山をモチーフにしたようかん「あまのはら」

切るところによって見た目が変わる富士山をモチーフにしたようかん「あまのはら」

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 名古屋の老舗和菓子店「両口屋是清」の新ブランド「和菓子 結(ゆい)」が8月6日、ジェイアール名古屋タカシマヤ(名古屋市中村区名駅1)地下1階 和菓子売り場にオープンした。

「和のエクレアのよう」という「ふゆうじょん」

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 「手のひらサイズの日本の美」をコンセプトに掲げる同ブランド。東京の商業施設「NEWoMan新宿」と「六本木ヒルズ」に出店し、同店が3店舗目。

 両口屋是清担当者は「古くからの和菓店として和菓子離れが進む状況に対し、普段の生活の中に和菓子文化が溶け込む環境や若い人にも親しんでもらえるような提案ができないかと考えた」と話す。長年培った姿勢や技術はそのままに、現代の素材や見た目を取り入れて新しい形の和菓子作りをするという。

 あんを使った焼き菓子にチョコレートをコーティングした「ふゆうじょん」(6個入り、1,296円)は、ミルクチョコにアクセントとして岩塩、きなこチョコに玄米、イチゴチョコにフリーズドライイチゴ、抹茶チョコにピスタチオなど6種類の味を詰め合わせる。「和のエクレアのよう。0.5ミリの厚さでコーティングしたチョコは口溶けがよく、トッピングで味や食感にアクセントを付けた」。

 富士山をモチーフにしたようかん「あまのはら」(1さお、4,104円)は、切るところによって見た目が変わるように仕込んだ目に楽しい一品。練りようかんで雪景色した富士山のほか、桜や紅葉など富士山で四季の風情を表現する。

 季節を表現した一口サイズの「なまささら」(6個入り=1,620円、3個入り=810円)は、薯蕷(じょうよ)生地や白あんに小麦粉を混ぜて作られるこなし生地などを使った生菓子。四季や歳時記に合わせて表現する季節は月ごとに変えるといい、現在は夏のイメージで、ヒマワリ、スイカ、トウモロコシ、ナスを表現したもののほか、オープンを記念し「誕生」を表現した卵とヒヨコの「なまささら」を詰め合わせる。

 そのほか、金魚と巻水を表現した和三盆糖「めでたづくし」(1箱、2,160円)、日本の伝統色9色を採用した和三盆糖「じゅじゅ」(1箱、756円)など。今月末まで、疫病退散にご利益があるとして話題を集める妖怪「アマビエ」をかたどった和菓子も販売する。来店客の注目を集め、売り切れる日もあるほど人気だという。

 「夕方やほっと一息つきたい時に和菓子を楽しんでもらいたい。見た目も楽しい結の和菓子で笑顔になっていただければ」と話す。

 営業時間は10時~20時。

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