クラフトバターを使うスイーツブランド「Butters(バターズ)」が3月31日、ジェイアール名古屋タカシマヤ(名古屋市中村区名駅1)地下1階の食料品売り場特設会場に期間限定オープンした。東海地区初出店。
昨年4月にオンライン販売でスタートした同ブランド。12月に横浜高島屋に本店を構え、現在はJR新宿駅南口改札内と大阪高島屋に展開する。
同店を運営する「HiOLI」(東京都目黒区)の西尾修平社長は「世界中で探した特徴的なクラフトバターを使い商品開発している。商品は大人が買うが、その先にはお菓子を口にする子どもがいることも意識。安心して食べられるよう、合成添加物に頼らず自然のものを使う」と話す。
フードロス削減にも取り組んでいるといい、生乳からバターの主原料の生クリームを作る工程で生まれるバターミルクや脱脂乳といった副産物も活用。パウダー状に加工し、香り付けなどに使い、原料をできるだけ無駄なく使うことを目指す。「バターを使ったお菓子屋として、バターの副産物とも向き合っている」と西尾社長。
代表商品の「クラフトバターケーキ」(3個入り=864円、5個入り=1,458円、10個入り=2,700円)はイギリスのジャージー島原産のジャージー牛の牛乳から作られる「濃厚さが特徴」というバターを使う。ミルクジャムをガレット生地とフィナンシェ生地で挟み、天面を鉄板でプレスしてサクッとした食感に焼き上げる。真ん中にできる空洞が空気の層になり、軽さと濃厚さを両立させるという。
今月新発売した「クラフトバターサブレ」(10枚入り、1,620円)は、強めに焦がしたバターを香り付に利かせるサブレ。北海道別海町の生乳をヨーロッパの伝統的な製法で発酵させた軽さが特徴のバターを使う。
オンライン販売で、開始3分で約100本を売り上げた実績を持つ「レアバターケーキ」(3,024円)を、各日10本限定で店頭販売する。ジャージー牛のバターをふんだんに使い、広島県尾道市瀬戸田町産のレモンを使った商品。オンライン販売も不定期となっている。
店頭には、「クラフトバターケーキ」と「クラフトバターサブレ」を詰め合わせた「バターケーキ&サブレ ボックス」(15個入り、3,078円)、岡山県蒜山のジャージーバターを使い京都の製菓メーカーが手掛けた「京飴(あめ) バター」(12個、648円)、バターミルクパウダーを使う「バターミルクパンケーキミックス」(540円)も並ぶ。
営業時間は10時~20時。4月13日まで。