名古屋駅構内のカフェや専門店のみで販売する名古屋のスイーツ「ぴよりん」が7月1日に迎える10周年を記念し、他ブランドとのコラボスイーツやご当地ベアの販売、人気投票などの企画を展開する。
名古屋マリオットとコラボした総料理長がモチーフの「ホテルシェフぴよりん」
ロールケーキ「堂島ロール」で知られる「モンシェール」とコラボしたスイーツは、同ブランドカラーのオレンジ色をしたチョコレートの羽根とトサカを付けたぴよりんを、堂島ロールに4羽(ぴよ)のせた「ロールバージョン」(2,376円)、1羽をのせた「カットバージョン」(持ち帰り=730円、店内飲食=743円)を7月1日~31日、JR名古屋駅構内の「ぴよりんshop」「カフェ・ジャンシアーヌ」で販売。8月1日~31日はモンシェールのミッドランドスクエア店(名駅4)、堀川納屋橋店(名駅5)で、同ロールケーキコラボ商品に加え、1羽をのせた「バニラプリン」(同=631円、同=642円)も販売する。ぴよりんを製造・販売する「ジェイアール東海フードサービス」の依田浩明さんは「いつかコラボなどで名古屋エリアを盛り上げられたら、という話もあり、今回、10周年を盛り上げるために力を借りた」と話す。
JR名古屋駅上に位置する「名古屋マリオットアソシアホテル」ともコラボ。総料理長をモチーフにしたマシュマロでできたコック帽と同ホテルロゴ入りのチョコでできたエプロンを付けた「ホテルシェフぴよりん」(500円、販売期間=8月1日~31日)をぴよりんshopで販売。マンゴーソルベやキャラメルソースを忍ばせた「アイスぴよりん」とマンゴープリン、ミニデザートのマカロンや名古屋コーチンの卵を使ったプリンなど10個を盛り付けた「デザートコレクション ぴよりん」(2,000円、同=7月1日~8月31日)を同ホテル15階のロビーラウンジ「シーナリー」で販売する。
依田さんは「これまでになかったぴよりんの開発を念頭に、名古屋エリアの方にもっと知ってもらえる機会を作りたいとコラボ先を模索していた。名古屋マリオットさんとのコラボで、ホテルパティシエたちによるアイスになった特別なぴよりんが誕生した。『世界にはばたくこと』がぴよりんの夢で、今回、ショップのある1階からホテルのある15階に羽ばたけたことは、一つの成長」と言う。
ぴよりんの「ご当地ベア」も販売。ぴよりんをデザインしたフードをかぶったベアで、Sサイズ(2,500円、高さ=26センチ)、マスコットサイズ(1,200円、同=11センチ)を展開し、ぴよりんshop、カフェ・ジャンシアーヌ、ネットショップ「ぴよりんマルシェ」で7月1日に発売する。「遠方の方もぴよりんを楽しめるようにグッズを開発した。まだまだ道半ばだが、ぴよりんも名古屋の新名物を目指していることから、地域の象徴をデザインに落とし込んだご当地ベアの制作に至った」(依田さん)。
ぴよりんをどこから食べるかをSNSで投稿するキャンペーン「#ぴよりんファーストスプーン」を始めた。インスタグラムまたはツイッターでぴよりんの写真を「#ぴよりんファーストスプーン」のハッシュタグを付けて投稿すると参加できる。参加者の中から10人に景品が当たる。応募は7月31日まで。
過去に販売したぴよりん10羽を対象に人気投票する企画も始まった。エントリーぴよりんは「さつまいもぴよりん」「車掌さんぴよりん」「りんごぴよりん」など。得票数上位3羽は、復刻して販売する。投票は専用サイトで受け付ける。投票期限は7月15日まで、結果発表は20日。
依田さんは「おめでとう10周年、ありがとう10周年がテーマ。コラボ先の会社からも、すてきなコラボ企画を通して祝っていただけて感無量。お客さまにも感謝の気持ちを伝えるためにも、SNS企画などで楽しんでいただきたい。名古屋新名物から名古屋名物と言っていただける日を目指して20周年、30周年を目指し頑張っていく」と意気込む。