![大名古屋ビルヂング1階と2階の一部にオープンした高級時計ゾーン「ジェイアール名古屋タカシマヤ ウオッチメゾン」。写真は1階の売り場の様子](https://images.keizai.biz/meieki_keizai/headline/1627348529_photo.jpg)
高級時計ゾーン「ジェイアール名古屋タカシマヤ ウオッチメゾン」が7月27日、ジェイアール名古屋タカシマヤの向かいにある複合ビル「大名古屋ビルヂング」(名古屋市中村区名駅3)1・2階の一部にオープンした。名古屋タカシマヤ初の館外出店。
従来に比べ約3倍の面積に拡大した「ロレックス」のブティック外観
名古屋タカシマヤ10階にあった時計売り場を移設。新しい売り場面積は従来の2倍で約1200平方メートル。1階では海外ブランドを中心に扱い、2階の一部に国内ブランド売り場とリペアコーナーを設ける。リペアコーナーには着席型接客スペースを新設し、対応する時計修理技能士は従来に比べ増員した。ショップ数は21店舗で、全体で約90ブランドを取り扱う。新規取り扱いブランドは、期間限定展開を含む約30を数える。
ブランドショップのうち、従来に比べ約3倍の売り場面積に拡張した「ロレックス」は、ブランドのシンボルカラーのグリーンが基調の店舗デザインで、あんどんをイメージした大きな照明や連なるルーバーで作り出されるアーチ状の天井など日本の伝統的な建築とデザイン美を取り入れたという。売り場の向かいには「ロレックス」のアフターサービス専用の独立カウンターを設置した。
オープンに合わせ、新たにショップを構えるのは2ブランド。スイスの高級時計ブランド「ショパール」は「女性にも人気の高いブランド」(名古屋タカシマヤ広報担当者)で、イタリアの「パネライ」は「イタリア海軍特殊部隊も使う」ブランドだという。
2階には「G-SHOCK」をはじめとするカジュアルモデルもそろえる「カシオ」、「セイコー」「シチズン」などの商品を扱う店舗を設ける。
現在、同売り場で扱う中で最高額商品はスイスの高級時計とジュエリーブランド「ピアジェ」のダイヤモンドを全体的に散りばめた6,996万円の時計。
1階の「ウオッチメゾンギャラリー」ではオープンを記念し、スイスの時計作りや魅力、歴史などが学べるタブレットを使った体験型エキシビションを行う。本来、50工程以上ある時計のムーブメントの組み立てを、世界に3台しかないデジタル機器を使い8工程で体験できるコーナーを設置するほか、ベーシックなムーブメントの細かなパーツを見ることもできる。エキシビションは8月31日まで。
同社取締役 総合企画部長の伊藤勝明さんは「ゆったりとした売り場。ジェイアール名古屋タカシマヤ ウオッチメゾンと本館と合わせ、より多くの人に支持いただき、名駅エリアのさらなる活性化、発展につなげていければ」と話す。
営業時間は10時~21時。