名古屋市出身の俳優・滝藤賢一さんが8月19日、映画「孤狼の血 LEVEL2」の公開を前に地元・愛知で凱旋キャンペーンを実施。愛知県警本部(名古屋市中区三の丸2)で一日広報課長に就任した。
ミッドランドスクエアシネマで舞台あいさつを行った滝藤賢一さん
映画「孤狼の血」シリーズは、柚月裕子さんの同名小説が原作で、広島を舞台に警察と暴力団の戦いを描く犯罪ドラマ。映画第2作は、第1作で主人公・大上の部下だった刑事・日岡の3年後の姿を描くオリジナルストーリー。権力を使って暴力組織を取り仕切っていた日岡は、刑務所からある男が出所したことで、窮地に追い込まれていく。主人公・日岡役は松坂桃李さん。出演はほかに鈴木亮平さん、村上虹郎さん、西野七瀬さん、中村獅童さんら。滝藤さんは前作に続き、広島県警察本部捜査一課の管理官・嵯峨役を演じている。
愛知県警本部を訪れた滝藤さんは、「毎日広報課長」のタスキを着けた県警広報課長から委嘱状とタスキを受け取り、「一日広報課長」に就任。暴力団の根絶・壊滅を最重要課題の一つとして活動する同署員らに「暴力団が恐れているのは、何よりも暴力団を恐れないあなたの勇気です!」と呼びかけ、エールを送った。
続いて滝藤さんは、名駅の映画館「ミッドランドスクエアシネマ」(中村区名駅4)を訪問。公開を翌日に控えた映画の「トークイベント付き先行上映会」にゲストとして登壇した。
大きな拍手で迎えた客席に、滝藤さんは「愛知県に久しぶりに来られて、うれしい。松坂桃李さんが来るようなサプライズはありませんが」とあいさつ。待望の続編に「前作から3年間、桃李君への復讐をずっと考えていた。どうしてやろうかと、ほかの仕事をしながらも考えていた」と話す。
映画の見どころを聞かれた滝藤さんは「桃李君と3年ぶりに嵯峨が出会うシーンは、自分でも思いもよらないリアクションが生まれた。そのシーンは楽しんでほしい」と語った。
イベントでは主演の松坂さんのコメント動画をサプライズ上映。松坂さんは「最高の作品ができた。久しぶりに日岡と再会した時の滝藤さんの表情が印象的なので、注目してほしい」とメッセージを送った。滝藤さんは全く同じシーンの紹介に驚きながらも、改めて「見逃さないで!」と呼びかけた。
滝藤さんは「桃李君は全てを背負って現場にいた。日岡も桃李君も不安定なバランスでいるのが面白かった。これだけのメンツを相手にしているから絶対的に勝利はない。この若さで彼らを相手にするのは相当大変」と松坂さんの魅力を語った。
最後に滝藤さんは「熱量が本当にすごい映画。『孤狼』だからできる、『孤狼』でないとできない。アドレナリンが出まくりの2時間20分」と映画をPRした。