「イオンモール Nagoya Noritake Garden」(名古屋市西区則武新町3)が10月27日、名古屋駅から1キロ北にある「ノリタケの森」隣にオープンする。
「ピエトロ」レストランなどが並ぶ1階の飲食ゾーン「ガーデンダイニング」
10月19日は、1階から3階の商業ゾーンと、4階から6階に出店する同社が運営するオフィスブランド「BIZrium名古屋」(今月20日開業)の内覧会が行われた。
建物は6階建て。1階から3階は約150店が入る商業ゾーン。1階の食品や総菜などを扱う「イオンスタイル」では、注文を受けてから作るどんぶり、名古屋のブルワリー「ワイマーケット」と共同開発したオリジナルクラフトビール(370ミリリットル、440円、550円の2種類)の販売や、AIカメラを設置し接客や入場制限にも役立てる。そのほか、「北野エース」の新業態の食のセレクトショップ「kit_ano_ace(きっと あの えーす)」、定番ドリンクのほか同店オリジナルのアイスクリームブランドの商品も扱う「猿田彦珈琲」、インテリア雑貨メーカー「ダルトン」、1~2階で2400平方メートルの売り場面積を有する「ツタヤ ブックストア」などが出店。
2階はアウトドアショップ、韓国コスメブランド、ユニクロ、無印良品、セリアなどの生活雑貨など。3階はLEDドームシステムを導入した「コニカミノルタプラネタリウム満天NAGOYA」、80年代のアーケードゲームなども楽しめるアミューズメント施設「namco」、イオンスタイルが運営するドラッグストア、検診と外来を備える大型クリニックなど。
1階から3階の「ノリタケの森」に面した場所には飲食店ゾーンを設置。1階の「ガーデンダイニング」には、肉料理をビュッフェ形式で提供する「ビュッフェパラダイスオット」、パスタや限定メニュー「博多めんたいこ手羽先」などを提供する福岡発の「ピエトロ」のレストラン、ニューヨーク発で「プレッツェルクロワッサン」を提供する「ザ シティ ベーカリー」など17店。1階より抑えた価格帯の8店舗が並ぶ2階の「ガーデンレストラン」には、北海道札幌のスープカレー専門店「Rojiura Curry SAMURAI.」、7時30分から営業する「コメダ珈琲店」、3階はフードコート「フードフォレスト」で、「スガキヤ」「ペッパーランチ」「サーティーワンアイスクリーム」など10店舗が並び、室内650席、全開放できる環境のテラス席90席を設ける。
イオンモール Nagoya Noritake Gardenゼネラルマネジャーの山口央二さんは「都会の中だがノリタケの森に隣接する立地のためサービスや買い物利用のほかに、やすらぎや癒やしを提供できれば」と話す。営業時間(11月1日以降)は10時~21時(1・2階レストラン街=11時~22時、イオンスタイル=8時~22時)。今月21日の「ソフトオープン」初日はイオンスタイル=10時~、グランドオープン期間中(10月27日~31日)は9時~(同=10時~、同=27日のみ9時~)。
「BIZrium名古屋」ゼネラルマネジャーの高須賀大索さんによると、入居は7割が決定しているという。「新型コロナが訪れオフィスの在り方、場所の意味を考え、『行きたくなるオフィス』を目指した」。健康に配慮した弁当の販売や、屋内外がつながるラウンジには「一人になれるように」1人用の席や横になって休憩できるいすなどを設置。夜は入居者から希望がある貸し切り利用にも対応予定。
4階・5階には施設内の真ん中に全40室の貸し会議室を設置し、どのレンタルオフィスからでも使いやすいようにした。目的や用途に応じた会議室もあり壁前面がホワイトボードになっている「アイデアを出す部屋」などを用意。6階には名古屋外国語大学の名駅キャンパスが入る。