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名駅のレジャックに入店から退店までセルフのカフェ 仕事・勉強・打ち合わせに

仕事・勉強・打ち合わせスペース専門店「セルフカフェ名鉄レジャック店」店舗入口の様子

仕事・勉強・打ち合わせスペース専門店「セルフカフェ名鉄レジャック店」店舗入口の様子

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 仕事・勉強・打ち合わせスペース専門店「セルフカフェ名鉄レジャック店」(名古屋市中村区名駅南1)が1月21日、名古屋駅前の商業施設「名鉄レジャック」地下1階にオープンした。

ドリンクを購入すると時間無制限で利用できる一般利用エリア

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 運営は、愛知県内でグランピング&バーベキュー施設を運営する「ウッドデザインパーク」(岡崎市)で、同施設5階にも室内バーベキュー&グランピングカフェを出店している。名古屋市内では無人カフェ「セルフカフェ」も2店舗展開する。

 出店の経緯を同社の鈴木大基さんは、「コロナ禍で生まれた飲食店の空き店舗の有効活用を考え、運営している『セルフカフェ』の進化版で、名駅という立地を生かし、隙間時間や会社・学校帰りに仕事や勉強に使えるスペースとして企画した」と説明する。

 同店は、入店から退店までの全てを利用者がセルフで行うスタイル。店内は、一般利用エリア、会員専用エリア、打ち合わせエリアに分かれる。床面に人工芝を敷き、靴を脱いで利用する。店舗面積は約150坪。全100席を設ける。飲食物の持ち込みは一切禁止する。店内を警備員が巡回する。

 一般利用エリアと打ち合わせエリアの利用者は、入り口に設置された自販機コーナーでドリンク(1杯以上)を購入する必要がある。ドリンクはコーヒー(300円)、カフェラテ、ココア、抹茶ラテ(以上、350円)など。一般利用エリアはテーブル席、掘りごたつ席を設け、席の利用時間無制限。打ち合わせエリアは3人から利用可能で、1組の利用時間の目安は1時間以内。最大8人が座れる半個室を4部屋用意する。共に事前申し込みは不要。

 会員専用エリアは、専用席を持つことができる「固定席プラン」(月額2万円、16席)の会員のみ利用できる。郵便物も受け取れるポスト付きのロッカーを利用できる。一般利用エリアの席を使う「自由席プラン」(同8,000円)にも会員制度を設ける。会員には専用のドリンクコーナーでフリードリンクを提供する。

 Wi-Fi、個別電源、充電器やブランケットの貸し出しなどのサービスを提供。両替機やスナック菓子・チョコレート菓子を販売する自販機も設置する。

 常駐スタッフを置かないことについて、鈴木さんは「店員とのわずらわしい接触がなく、コロナ禍における非接触も意識した。人件費も削減できる。コロナ禍で人材確保も難しい」と話す。店内にシェアオフィスを備えスタートアップ企業や隣接するレンタルスペース利用者などに賃料を抑えて貸し出し、代わりに店舗の解錠施錠や掃除、コーヒー豆の補充などの運営作業を担ってもらうことで、「当社のスタッフ不在を実現できる」とも。

 店内の厨房をシェアキッチンとして主に飲食事業者に向けて貸し出す事業も実施。料理の販売はテークアウトやデリバリーに限る。鈴木さんは「実店舗を構える前に、まずやってみたいという人に、最初の一歩として使ってもらいやすいのでは」と話す。

 営業時間は9時~21時(土曜・日曜・祝日は18時まで)。自治体などの要請により、営業時間を変更する。来年3月末までの期間限定出店。

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