京都・祇園に本店を構え、きな粉を使ったアイスクリームを販売する「京きなな」の常設店が5月2日、名駅のJRセントラルタワーズ(名古屋市中村区名駅1)の「タワーズプラザ レストラン街」13階にオープンした。
ブルーベリーやラズベリーなどをトッピングしたきな粉のソフトクリームのパフェ「べりいきなな」
「京きなな」は、名古屋をはじめ、催事などへの出店も多い。本店以外に常設店を出店するのは初めて。提供するメニューは全て名古屋店のために開発したもの。
きな粉を混ぜ合わせたソフトクリームのパフェをトッピング違いで4種類を用意。蜂蜜と季節のドライフルーツをトッピングする「はちみつきなな」、あんと白玉団子の「和のきなな」(以上799円)、粗びきしたコーヒー豆とカカオニブの「大人なきなな」(745円)、ブルーベリー・ラズベリー・季節のドライフルーツの「べりいきなな」(853円)で、全てにグラノーラと米粉クッキーが入る。
「本店で提供する『できたてきなな』の味や滑らかな食感を、名古屋の人にも食べてほしいという思いで、こだわりの機械を導入して『できたてきなな』に近づけたソフトクリームを作っている」という。「京きなな」店舗開発責任者の小林霞さんは「ヘルシーで優しい味。きな粉の粉っぽさがなく滑らかなソフトクリーム。『きなな』用にブレンドするきな粉を使い、香りがいいのが特徴。催事ではたくさんのトッピングをするが、きな粉のアイスを楽しんでもらうためにシンプルにした」と話す。
マスカルポーネチーズとピスタチオクリーム、上にきな粉をかける「ティラミス」(691円)、「ヨーグルトなどにかけて食べる」という「きななのきなこ」(540円)、「ジェイアール名古屋タカシマヤ」のチョコレートの祭典「アムール・デュ・ショコラ」だけで販売している「黒豆チョコレート」も常時販売する。丹波黒豆や米粉クッキーが入るチョコレートで、「きなこ」「抹茶」「ほうじ茶」「ビター」の4種類(1袋1,242円)がある。以上、テイクアウトで販売。今後、メニューを増やす予定だという。
きな粉を使うパフェやロールケーキ、ティラミス、生チョコなど7種類のスイーツを木箱に入れて提供する「きななの玉手箱」(ほうじ茶付き、2,860円)は、店舗奥のプレミアムシート(6席)で提供するメニュー。木箱にはドライアイスを仕込み開けると玉手箱のようにスモークがあふれ出す演出をする。室内に設置した窓枠に見立てた場所で季節に合わせた京都の映像を上映し、「京都に小旅行したような気分を味わえるように演出した」。プレミアムシートの利用は1時間まで。
「きななのパフェなど気軽に楽しめるテイクアウトと、大切な人と上質な時間を過ごせるプレミアムシートの全く違う楽しみ方を体験してほしい」と小林さん。海外進出の構想もあり、「きな粉を日本のスーパーフードとしてメジャーにしていきたい」とも。
営業時間は11時~20時。