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名古屋の縁日玩具商社が紙管製の縁日屋台キット 射的、ヨーヨー釣りなど7種類

縁日玩具商社「キッシーズ」が開発した紙管製の縁日屋台キット「縁日ノ屋台」の利用シーン

縁日玩具商社「キッシーズ」が開発した紙管製の縁日屋台キット「縁日ノ屋台」の利用シーン

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 縁日玩具商社「キッシーズ」(名古屋市西区新道2)が7月7日、紙管製の縁日屋台キット「縁日ノ屋台」を発売した。

射的、ヨーヨー釣りなど7種類を展開する「縁日ノ屋台」

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 同社広報担当の細江友人さんは「祭りや花火大会が開催されるというポジティブなニュースが聞こえてくる一方、実は縮小開催のため屋台の台数を減らす、出せないというところや、新型コロナをきっかけに祭り自体をやめてしまったところもあり、コロナ前の規模に戻るのはかなり難しいと考えている」と説明。「『お祭りロス』を感じている人が一部の祭りに集中し混み合い、いつものように縁日遊びができないという声を春先から耳にしていた」という状況を受け、「縁日遊びを気軽に楽しめる機会を日本中につくりたい」という思いで商品開発した。

 同商品は全7種類。射的台など物が置ける「つくえタイプ」(1台=1万6,500円、射的、輪投げ、ボール投げの3展開)と、ボールすくいのプールを置くことを想定した「プールタイプ」(同=1万4,300円、ヨーヨー釣り、ボールすくい、おもちゃすくい、宝石すくいの4展開)。遊びの名称がデザインされた垂れ幕、金額を書き込めるPOP、腰幕(つくえタイプのみ)、紙菅に巻き付けることでより縁日感を演出できる紅白テープが付く。垂れ幕と腰幕はマジックテープで固定できる仕様。脚部分にはキャスターを付け移動しやすいようにした。

 「気軽にどこでも縁日を楽しんでほしい」というコンセプトを満たすため、組み立てが簡単で、軽く持ち運びが可能、コストを抑えられるという理由で紙管製にした。組み立て時間は、大人1人で約30分程度、慣れると15分程度になるという。組み立て後のサイズは、高さ=188センチ、幅=90センチ、奥行き=90センチ。屋内の使用を推奨する。

 射的・輪投げ・ボール投げをするには、射的銃や的、玉入れボールや輪投げの輪などが入る「カーニバルゲームボックス」(1万4,300円)を、ヨーヨー釣りには風船(100個)やこより、釣り針、プールなどがセットになった「水ヨーヨー釣りセット」(3,851円)、ボールすくいにはスーパーボール(300個)やプールなどがセットになった「ボールすくいセット」(7,261円)など、別売りのセットを組み合わせる。

 1946(昭和21)年創業に「岸ゴム商店」として創業し、2016(平成28)年に現在の社名に変更した同社。今回、商品名には、70年余り縁日玩具事業を続けてきた「お祭り問屋 岸ゴム」の名前を添えた。同じく添えた「タカマチヨウコミセ」は、露店商の隠語で「タカマチ」=「大きな祭り」、「コミセ」=「おもちゃなどを販売する小さな屋台」を意味するという。

 「お客さんである子どもたちだけでなく、運営する側にも楽しみがあるのが縁日遊び。初めて運営する場合でも、学園祭のようにコミュニケーションを取りながら楽しんで運営してほしい」と呼びかける。

 販売は店頭とオンラインで行う。

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