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「スポGOMI」とユニクロがコラボ 名古屋駅周辺の28キロのごみ回収

「スポGOMI×ユニクロ in ユニクロ 名古屋店」集合写真

「スポGOMI×ユニクロ in ユニクロ 名古屋店」集合写真

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 JR名古屋駅前で7月16日、「スポGOMI×ユニクロ inユニクロ 名古屋店」が開催された。

ユニホームの素材は回収ペットボトルを再生したリサイクルポリエステル

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 「スポGOMI」とは、ごみ拾いにスポーツの要素を加え、社会奉仕活動を競技に変換した日本発祥の新たなスポーツ。制限時間内にごみを拾い、ごみの量と種類でポイントを競い合う。2021年に「ユニクロ」とコラボレーションした「スポGOMI×ユニクロ」をスタートし、京都、高松、原宿、渋谷、札幌、仙台で開催してきた。

 ユニクロを利用する人を中心に、親子や夫婦、友人、仕事仲間といったチーム、個人が、52人21チーム参加。参加者全員で「ごみ拾いは、スポーツだ!」と宣誓し、8時30分に競技スタート。競技エリアは「JR名古屋駅 タワーズガーデン」(名古屋市中村区名駅1)を中心に徒歩10~20分程度で移動できる範囲。天候不順により競技タイムが45分から30分に短縮されたのを受け、参加者は各自「限られた時間の中で狙うべきスポットはどこか」など作戦を練った上で、足早に競技エリアに向かった。

 「見栄えの良い花壇よりごみがありそう」と身をかがめて生い茂った生け垣の奥に目を凝らしたり、「バスに乗る時に、ごみを『置き土産』する人もいるのでは」とエリア内のバス停を順繰りに確認したりと、参加者は練った作戦に沿ってごみを回収。タバコの吸い殻や空き缶、ビニール袋や包装材、プラスチックカップなどのごみが多く、連日の雨の影響でビニール傘のポイ捨ても見られた。小さな子ども連れの参加者からは「大人の視線の高さだと見落としてしまうごみを、子どもが率先して見つけてくれた」との声もあった。

 競技終了後、チームごとに回収したごみを計量。集まったごみを見て「たった30分でこんなに集まるなんて」と驚きの声を挙げる参加者の姿もあった。回収ごみを前に、「ユニクロ名古屋店」の安達智子店長は「名古屋駅周辺はきれいという印象があり、開催準備段階ではどの程度のごみが集まるか想像しきれていなかった。集まったごみの量を見て『きれいに見えていただけ』と痛感し、この地域で働く大人として今一度自分たちの足元を見直さなければと思った」と話した。

 参加者には「ごみ拾い活動のボランティア経験はあったが、こういったイベントの参加は初めて」という人もいた。「社会貢献活動に興味があっても機会がないという人も、ゲーム性のあるイベントであれば誘いやすい」とも。安達店長も「大人でも、なかなか最初の一歩は踏み出しにくいもの。きっかけづくりをできたのならうれしい」と笑顔を見せた。

 回収ごみの総重量は計27.715キロ。重量2.1キロ、611ポイントを獲得した親子チームが優勝した。終了後、安達店長は「回収ペットボトルによってできたリサイクル素材の商品など、環境負荷低減に関する取り組みに力を注ぐ当社が、地域の人々と一緒に楽しみながら環境について考え、行動する意義は大きいと感じる。今後も地域に根差した活動を展開していけたら」と意気込む。

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