「大門軒先マルシェ Vol.2」が1月28日・29日、名古屋市中村区名楽町周辺の新大門商店街で開催される。
前回は昨年8月、地域の祭り「大門フェス」と同時開催し、物販店・食物販店など22店が出店。あわせて2000人以上の来場者が集まった。今回は出店数を約50店に増やし、マルシェ単独で開催する。
実行委員の松本啓太さんは「商店街周辺の大門エリアは、かつて中村遊廓があったことで街が形成され、バブル期に特に栄えたが、現在は店舗数が全盛期の3分の1程度に減少している。一方で最近では、名古屋駅に近い好立地からマンションの建設ラッシュが続き、新たな近隣住民も増えている。隠れた名店や下町情緒あふれる建物も多く、懐かしく味わい深い街を、地域内外の人たちに知ってもらいたい」と話す。
「軒先」に出店ブースを設けるほか、商店街の実店舗内にも「マイクロショップ」を出店する。「前回のマルシェでは、出店者と来場者の交流が生まれたり、開催終了後も商店街に足を運んでくれる人が増えたり、うれしい変化を実感できた」と松本さん。
今回は、中村区役所と共催する交流事業として「道路空間の利活用」を実証するための「歩行者天国会場」も一部設置する。同会場には、東海地区の主要マルシェに参加している有名出店者を招いたという。松本さんは「多くの来場者を呼び込み、地域住民ににぎわいの印象を与えるとともに、地域外からの来場者には飲食や買い物を楽しみながら街を回遊してもらえたら」と意気込む。「以前は、商店街のメインストリートを通行止めにして祭りを開催していたと聞いている。当時のように大々的な祭りを復活させることは、昔からの住民の待望でもある。今回のホコテンは、その第一歩と捉えている」とも。
開催時間は11時~16時。マルシェの詳細や出店者情報はインスタグラムで案内する。