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名駅の名鉄百貨店の「屋上ビアガーデン」営業開始 4年ぶり行動制限なし

名古屋駅のビル群を望む「屋上ビアガーデン」屋外席の様子

名古屋駅のビル群を望む「屋上ビアガーデン」屋外席の様子

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 「屋上ビアガーデン」の営業が4月27日、名鉄百貨店本店(名古屋市中村区名駅1)本館屋上で始まった。行動制限がない状況下でのビアガーデン営業は4年ぶり。

「世界の料理」や定番料理などが並ぶ「屋上ビアガーデン」店内の様子

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 2008(平成20)年から毎年恒例で行っている同営業。2020年はコロナ禍で中止、2021年・2022年は客席を3割減で営業。2021年に至っては開始日を繰り下げてオープンしたが、緊急事態宣言を受け23日間のみで営業を終えた。

 営業時間中は、飲み放題・食べ放題で、時間無制限が特徴の同店。料理は約70種類の中から、常時約40種類を並べる。

 2019年に実施した世界の料理を楽しめる「世界のマルシェ」から上位人気メニュー約25種類を提供する企画を用意する。タイの焼きナスのサラダ「ヤムマクア」、インド風スパイシーサラダ「カチュンバル」、イタリアの「チキンのサオール」などの冷製料理、韓国風天ぷら「ティギム」、「ヤンニョムチキン」、「チヂミ」、中国の「マーボー豆腐」、ドイツの「カリーブルスト」、イギリスの「コテージパイ」などの料理が並ぶ。

 そのほか、鶏の唐揚げ、イカ天、シューマイ、おでん、焼きそば、チャーハンなどの定番メニュー、葉物や豆サラダ、ハラペーニョ、パクチーなども用意するサラダビュッフェ、あんにん豆腐やたい焼きなどのスイーツとフルーツのビュッフェも展開する。オープニングを記念した特別メニューとして、イクラや数の子などをまぶしたちらしずし、フカヒレスープ、半身を使うイセエビのグラタンなどを用意する。メニュー内容は開催初日の情報。

 生ビールやハイボールのほか、専用ブースでは約35種類の「世界のお酒」も用意。カンパリ(イタリア)、ウォッカ(ロシア)、ラム(ジャマイカ)、紹興酒(中国)など各国のスピリッツやリキュールを使って作るカクテルや、チリ産ワインを提供する。

 同ブースでは今年初めてノンアルコールカクテル(12種類)、ノンアルコールビールも提供する。レストラン担当者の林里美さんは「コロナの影響もありお酒の飲み方も多様化した。久しぶりに会う仲間と集まる際に、お酒を飲まない人でもノンアルコールカクテルで気分を合わせて一緒に楽しめる環境を提供できればと企画した」と話す。「オーダーに合わせてさまざまな色のノンアルコールカクテルもできるので、見た目にも楽しんでもらえる」とも。

 広報担当者の上村嘉臣さんは「3年間、過去にない制限を強いられてきたが、いよいよ今年はにぎわいが戻ってきた感じで、現在、約4300席の予約がすでに入っている」という。2類段階では客席2割減で営業するが、5類に移行後はコロナ前の通常数に戻す。「より開放的にビアガーデンを楽しんでほしい」と呼びかける。前年比の120%の売り上げ目標を掲げる。

 席数は5月7日までは、520席(屋外=400席、屋内=120席)、8日からは668席(屋外=500席、屋内=168席)にする。

 料金は大人(中学生以上)=4,600円、小人(5~12歳)=1,600円。5月7日まではオープニング価格で昼の部の大人=3,200円、小人=1,000円、夜の部の大人=3,600円、小人=1,200円。

 営業時間は16時~22時。オープニング期間は昼の部=11時~14時、夜の部=16時~22時。食事は終了時間の60分前、ドリンクは30分前まで提供する。10月9日まで。

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