名古屋駅前の商業施設「ミッドランドスクエア」(名古屋市中村区名駅4)の屋外展望台「スカイプロムナード」の44階部分が4月29日、リニューアルした。
同施設44~46階が「スカイプロムナード」で、45~46階は回遊式の通路で、風を感じながら名古屋の街並みを360度見渡すことができる。
今回のリニューアルで、新型コロナウイルスにより停止していた光と霧の演出を廃止し、一般者は入れなかったガラスに面した当スペースを活用。3種類の休憩エリアを新設する。展望台の壁面の展示物の差し替えや、店舗のレイアウト変更などはあったが、今回の規模の展望台リニューアルは初めてだという。
北側向きのスペースには木目調で階段状のベンチのほか、アウトドアソファとテーブルを設置する。東側にはハイテーブルを、南側には、人工芝を敷いた上にハンギングチェア(2台)と足を伸ばしてもたれかかれる長椅子(3台)を置く。
北東角の床面の一角に鏡を敷いたスポットも新設。鏡で床に映る空や、その空の奥に名古屋の街並みが加わることで不思議な光景が見られる。同施設広報担当者は「インスタグラムなどでは、若い人がスカイプロムナードのロケーションを自分で考えて活用して、魅力的に面白く写した写真をたくさん見かける。今回、新設したスポットでもすてきな写真撮影を楽しんでもらえるのでは」と話す。
44階にある飲食店で注文できるジュースやビールなどを新設された休憩エリアに持ち込むこともできる。「以前よりもガラス面に近づいて景色を楽しむほか、日中、町の色が変わっていく夕方、夜景などを見ながらドリンク片手にゆっくり過ごしてほしい」(同)とも。
営業時間は11時~22時。入場料は、大人(18歳以上)=800円(今月15日からは1,000円に改訂)、65歳以上・中高生=500円、小学生=300円(土曜・日曜・祝日は無料)。