名古屋駅地区街づくり協議会(名古屋市中村区名駅4)と名古屋市が5月25日、JR名古屋駅前の東側にある2カ所の花壇で花植え作業を行った。
当日は雨の予報だったため、予定していた花壇サポーターらが参加する花植えイベントを中止し、同協議会関係者と名古屋市職員20人ほどで作業を行った。
同協議会は、2011(平成23)年11月から名古屋の玄関口を彩る目的の事業「おもてなし花だん」を始め、毎年5月と年末に花の植え替え作業を行っており、名古屋駅周辺の植栽帯のうち約180平方メートルに花を植え、維持管理を行っている。今回は、タワーズガーデン前の66平方メートルの「おもてなし花だん」で、約500株を植え替えた。
同協議会地域活動委員長の瀬戸章宏さんは「名古屋の玄関口であるため華やかに飾る。通行の際の癒やしになれば。作業時はダンゴムシも見かけ、花の周りにはチョウが集まっていた」と話す。
今回は初めて、名古屋市主催でタクシー乗り場東側を「花の環(わ)花だん」のモデル花壇として、併せて花植え作業を行った。同所はこれまで、背が低い緑の植物が植わっている程度だったが、約40平方メートルの広さに約500株のさまざまな花を植えた。
名古屋市緑政土木局の手塚泰代さんは「『花の環(わ)モデル』の1回目。『名古屋駅』の名前を望むこの場所は記念写真を撮る人も多い。名古屋の玄関口として花でおもてなしをする気持ち」。同じく伊藤文美さんは「花を植える人、その活動を応援する人、いいねと思ってくれる人などの環(わ)がつながる『花の環』。活動を知る人だけでも増えてくれれば」と話す。
「花植え作業をしていると、参加に興味を持ってくれる人も多い。一般市民や団体が花植え作業に参加できる仕組みも今後考えていきたい」(手塚さん)とも。