「劇場版シティーハンター 天使の涙（エンジェルダスト）」の舞台あいさつが9月16日、名駅の映画館「ミッドランドスクエア シネマ」（名古屋市中村区名駅4）で行われた。

「シティーハンター」のキャラクターと「XYZ」の文字が書かれた伝言板のパネル

　同作は、漫画家・北条司さん原作の人気漫画「シティーハンター」の劇場版アニメ最新作で、「シティーハンター」の冴羽リョウ（「リョウ」はけものへんに「尞」）の原点に「迫る」物語。今月8日に公開された。

　舞台あいさつには、同作の主人公・冴羽リョウの声を務める声優の神谷明さん、ヒロイン・槇村香の声の伊倉一恵さん、総監督のこだま兼嗣さんが登壇。大勢の観客の拍手の中、登場した神谷さんは、「冴羽リョウ」のおなじみのセリフを使って「こんなにたくさんの人に囲まれて、リョウちゃんどえりゃあもっこりー！」と笑顔であいさつ。これに続き、伊倉さんは「もっこりリョウには、でら100トンハンマーだぎゃ」と発し、会場を湧かせた。

　神谷さんは「冴羽リョウという役はギャグからシリアスまで振れ幅の大きいキャラクターで、（演じている）僕はアトラクションに乗ったように楽しませてもらっている。今回の作品はその振れ幅がものすごく大きい。今までにないアトラクションに乗った気分で演じた」「画と音と音楽が素晴らしい。劇場でないと味わえない」とコメント。伊倉さんは「ネタバレになってしまうので話したいが話せないが、100トンハンマーは見事にお見舞いしている。期待を裏切らない」と話した。

　決めぜりふについての質問で神谷さんは、2019年公開の前作のキーワード「待たせたな、俺を呼んだのは君だろ」を挙げ、「脚本を読んだときになかったが、絶対言いたいと思ってせりふを入れてもらった。僕の思いがたくさんこもったせりふ」とエピソードを話した。

　エンディングテーマは同作のテレビアニメと同じく「TM NETWORK」の「Get Wild」を使用。劇場で観覧したことに触れた伊倉さんは「最後の『Get Wild』を聴いているときの気持ちが今までとは違った」と振り返った。

　ミッドランドスクエアシネマほかで全国の映画館で上映中。