「カフェニュージャポネ」が10月23日、 名駅地下街サンロード(名古屋市中村区名駅4)にオープンする。
飲食事業などを手がける「名鉄ミライート」の新業態店。同店担当の企画開発部長 内山昭さんは、「歴史ある地下街サンロードを行き交う人を見て、30年前からあるようなイメージの店を作りたい、そこで『スパゲッティ』を提供したいと考えた」と振り返る。
昭和レトロな雰囲気を演出する店舗は、家具や照明、アーチ状の壁面デザインなど、こだわった。レトロさを追求しつつ新しさも感じさせたいとの考えから「ニューレトロ」というキーワードに行き着いたという。店内奥にはバーカウンターとソファ席も設置する。席数は52席。
主力メニューの「スパゲッティ」は、ほんのりと和の風味を感じるかつお節を使うだしでゆでた麺により、「ソースに頼らない、過度に味付けしないことで『舌疲れ』せず、何度も食べたくなるメニューを目指した」と内山さん。
「スパゲッティ」は20種類を展開。「毎日食べられるナポリタン」を目指した「焦がしナポリタン」(880円)は、ケチャップを使わない「やさしい味」(内山さん)で、フライパンで麺を焼き付け、さらにバーナーで全体をあぶって仕上げる。このほか、山盛りの青じそを添えた、焦がししょうゆで和風の「青じそスパゲッティ」(1,200円)、サーロインのミニッツステーキをのせた「ステーキスパ」(1,980円)、「タコさんウインナー」をのせたあんかけの「大漁タコさんあんかけスパゲッティ」(1,100円)などを用意。カルボナーラは、生クリームを使わない「ローマ風カルボナーラ」(1,100円)と生クリームで仕上げ、「花かつお」を添える「ジャポネ風カルボナーラ」(1,200円)の2種類を用意する。
「老若男女にいいねと言ってもらえるような、懐かしさも新しさもあるメニューをそろえた。なじみのある食材で味を想像できる安心感が売り」と内山さん。トッピングは、きざみのりやしらす、チーズなど12種類。平日(11時~14時)限定で、ミニサラダやごはんなど、ランチ用のサイドメニューも用意する。
注文が入ってから0.6ミリの薄さにスライスする「ふわふわ生ハム」、かつお節のチップスを合わせたしそ風味の「フライドポテト」など一品料理も用意し、ワインなどアルコールドリンクと楽しめるようにする。ドリンクは、コーヒー、クリームソーダ、モクテルなど。
店長の田中裕士さんは「お昼は『スパゲッティ』を食べて、以降は飲める店としても使ってほしい。締めに『スパゲッティ』を食べてもらえれば」と来店を呼びかける。
営業時間は11時~22時。平日のアルコール提供は14時から行う。