アーモンドミルクを使ったオリジナルメニューの販売が12月5日、名古屋市内を中心としたカフェ・喫茶8店で始まった。
江崎グリコ(大阪市)が、カテゴリーとしてアーモンドミルクの市場活性化を目的に企画した。モーニング文化が盛んな名古屋のカフェ・喫茶店と協働で、同社提供の業務用アーモンドミルクを使い、各店が開発したスイーツ、料理、ドリンクといったオリジナルメニューを期間限定で販売する。健康イノベーション事業本部の又吉緑さんは「アーモンドミルクの健康価値を伝える活動を当社がけん引する思い」と話す。
名古屋駅西にある一日中モーニングが食べられる「喫茶モーニング」(名古屋市中村区)はスパイスを使う「アーモンドミルクマサラチャイ」と「アーモンドミルクベイクドチーズケーキ」を提供。「モーニングに提供しているカレーにも合うマサラチャイを、牛乳の代わりにアーモンドミルクで使った。チーズケーキはアーモンドミルクのビタミンEなどの栄養を取りつつカロリー控えめでモーニングにもいいのでは」と同店の市野将行さん。同店は今月6日から提供開始。
和カフェ&レストラン「白壁カフェ花ごよみ」(東区)・「池下カフェ花ごよみ」(千種区)は、「抹茶アーモンドミルク」や「アーモンドミルクの味噌(みそ)煮込みうどん」、「アーモンドミルク寒天あんみつ」(白壁カフェのみ)、「紅ズワイガニとアーモンドミルクの雑炊」(池下カフェのみ)など。「あんみつは寒天も白玉もアーモンドミルクで作る。名古屋名物のみそ煮込みや、冬にいい温かい雑炊を用意した」と同店の遠山英歳さん。
「珈琲(コーヒー)屋らんぷ」(守山区、北名古屋市、東海市)はホットドリンク「ほっとあったかアーモンドミルク」と、コーヒーゼリーを合わせた「アーモンドミルク・珈琲ラテパフェ」。「ドリンクはきな粉と砕いたアーモンドといった香りのあるものと合わせアーモンドミルクの香ばしさを生かしたもので、グリコのアーモンドを使ったチョコの商品も添えた。自宅でも作って楽しめると思う。パフェは華やかさを出すためにアーモンドを使ったポッキーを使った」と同店の水野武宣さん。
そのほか、「BUCYO COFFEE」(中村区)、豆みそを製造する「今井醸造」が手がける「喫茶ゾウメシ」(西区)で展開する。
又吉さんは「今回、協働した店の皆さんのアイデアや出来上がったメニューを見て、名古屋はほかの地域以上に、食を文化としてしっかりと扱うことを感じた。みそ煮込みなど『まさか』と思うメニューもでき、アーモンドミルクを幅広い使い方をしてもらえた」と笑顔を見せる。
提供は今月18日まで。