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名駅の公開空地で実証実験 ベンチ設置、きしめん販売するフードトラックも

実証実験「ヤサシイマチメイエキ」でベンチやフードトラックを設置するミッドランドスクエア南側広場

実証実験「ヤサシイマチメイエキ」でベンチやフードトラックを設置するミッドランドスクエア南側広場

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 実証実験「ヤサシイマチメイエキ」が現在、名古屋駅前の複合商業施設「ミッドランドスクエア」(名古屋市中村区名駅4)南側広場で展開されている。

フードトラックで12日に提供した「ベトナムきしめん」

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 2021年に始まった実証実験。今回が4回目。名古屋市による駅前整備で名古屋駅前が新しくなることを見据え、同広場にベンチやテーブルを置いた滞在空間を作り滞在時間や求められる設備、環境などをアンケート調査して利用者のニーズを検証する。主催はトヨタ不動産(同)。同社の依頼で企画を担当した「ザ・ソーシャル」(中区)の加藤幹泰さんによると、同駅前エリアはゆっくり過ごせる公園などが少ないことから人と場をつなぐ拠点を目指し小休憩できる環境を公開空地の同広場に設置しているという。

 今回は「NEWきしめんスタンド」がテーマ。普段はきしめんを提供しない東海エリアのカレー店やフレンチ料理店、中華店などの飲食店に各店の特色を生かしたきしめんメニューの開発と日替わりでの出店を求めフードトラックで販売してもらっている。価格はメニューにより異なる。使う麺は「星が丘製麺」で統一。幅広な麺で滑らかな舌触りという。きしめん以外のフードも販売。生ビール、自家製キンカンサワー(以上、600円)、キンカンエード、黒米茶(以上、500円)などのドリンクも用意する。

 「こんな食べ方もあるのかと思ってもらえるようなメニューの提供がきしめんの普及につながれば。出店者も名古屋を盛り上げることになるならと協力してくれた」と加藤さん。利用者の様子については「昼は近隣で働く人が屋外ベンチで食事をするなどして過ごし仕事の合間のリフレッシュに使ってもらっているようだ。スーツケースを引いた通りがかりの観光客の利用もある。アルコールドリンクも提供しているので夜は一杯飲んだ後にきしめんなどフードを楽しむ姿が見られる」と話す。

 開催時間は11時~19時。3月17日まで。14日・15日・16日は出店者がブッキングしたDJによる音楽イベントで会場を演出する。

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