東海4県の清酒酒造者らが「きき酒セミナー」-海外需要にも期待

「きき酒セミナー2007&東海四県日本酒まつり」の様子

「きき酒セミナー2007&東海四県日本酒まつり」の様子

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 ウェスティンナゴヤキャッスル(名古屋市西区樋の口町3)で4月10日、「きき酒セミナー2007&東海四県日本酒まつり」が開催された。

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 同企画は、名古屋国税局(中区三の丸3)と日本酒造組合中央会中部支部(中村区竹橋町5)が毎年春に開催しているもので、昨年11月と今年3月に行われた酒類鑑評会で優秀賞を受賞した純米酒、本醸造酒、吟醸酒などのきき酒と、東海4県の清酒製造者らが生産した地酒を味わうもの。

 当日は、官公庁や海外からの来賓など招待客のほか、一般公募で選ばれた客150人など約500人が参加した。「きき酒セミナー2007」の後開催された「東海四県日本酒まつり」には、千古乃岩酒造(岐阜県土岐市)の「千古乃岩」、老田酒造店(岐阜県高山市)の「飛騨自慢鬼ころし」、盛田(愛知県常滑市)の「ねのひ」、宮崎本店(三重県四日市市)の「宮の雪」など愛知、岐阜、三重、静岡の酒造48社が出品し、今年の新酒が振る舞われた。

 岐阜の酒造全体の技術アドバイザーを務める中野さんは「今年は、暖冬の影響もあり苦労したが、全体としての出来はよい。徐々に国内での日本酒需要も増えていて、特にアメリカやフランスなどでは、日本食ブームに合わせて日本酒の人気も高まってきている。海外の需要にも目を向けていきたい」と話していた。

 ゲストとして招かれたオーストラリア出身のラジオDJクリス・グレンさんは「4~5年前からオーストラリアでも『豪酒』というオーストラリア製の日本酒が発売されていて、日本酒は注目されている」とも。

 会の最後は、日本酒の発展を願って参加者全員による乾杯三唱で締めくくられた。

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