解体工事DXプラットフォームを運営する株式会社クラッソーネ(愛知県名古屋市、代表取締役:川口 哲平、以下「当社」)は、東京ガス株式会社(本社:東京都港区、取締役/代表執行役社長:笹山 晋一、以下:東京ガス)と、業務提携を開始いたしました。安全・安心で持続可能なまちづくりの実現に向けて、連携した取り組みを進めて参ります。

■業務提携の背景と目的
日本国内では、少子高齢化や人口減少を背景に空き家が急増しており、その数は全国で900万戸を超え、社会全体での解決が急務となっています。老朽化した空き家は、防災・防犯上のリスクや景観の悪化を招く一方、活用や解体に関する情報が複雑で「何から手をつければよいかわからない」という所有者も多く、課題解決が進みにくい現状があります。
当社は、「『街』の循環再生文化を育む」をビジョンに掲げ、解体工事領域で、全国2,300社以上の専門工事会社と施主をマッチングするサービス「クラッソーネ」を運営しており、これまでに累計16万件以上のご利用者実績(※)があります。これまでに異業種の事業者と提携し、解体前の家財整理から解体後の土地売却や土地活用など、増加する家じまいのニーズに合わせたサービスをワンストップで提供できる体制を構築してきました。
東京ガスは、都市ガスをはじめ幅広いエネルギー・ライフサービスを提供しており、グループ経営理念「人によりそい、社会をささえ、未来をつむぐエネルギーになる。」を体現していくため、サステナビリティ上の重要課題を特定し、取り組みを進めています。超高齢社会を迎えた日本における取り組みとしては、セカンドライフ応援メディア「みらいほぷらっと」を開設し、これからセカンドライフを迎える方・今まさにセカンドライフを迎えている方の悩みや不安を解決する情報発信・ライフサービスの紹介を行っています。
今回の業務提携により、各社の持つノウハウやサービスを活かして、空き家問題の解決に向けた取り組みを開始いたします。具体的には、東京ガスが運営するセカンドライフ応援メディア「みらいほぷらっと」において、クラッソーネのサービス紹介を新たに開始いたします。 これにより、シニア世代を中心とした生活者が「みらいほぷらっと」を通じて空き家・解体に関する情報にアクセスできるようになり、所有者が適切に管理・解体・利活用の選択肢を検討する一助となることを目指します。
■業務提携内容
・当社と東京ガスの蓄積する知見とデータを活用した家じまいの提案
・東京ガス情報サイト「みらいほぷらっと」のユーザーに向けた情報提供

■家じまいに関するセミナー開催のお知らせ
業務提携の取り組みの一環として、東京ガス情報サイト「みらいほぷらっと」のユーザーに向けて、家じまいに関するセミナーを実施いたします。

■代表コメント

株式会社クラッソーネ 代表取締役CEO 川口 哲平
「『街』の循環再生文化を育む」をビジョンに掲げて事業を行う中で、年々家じまいに関するご相談が増え、空き家問題の高まりを感じております。この度、東京ガス様との連携により、空き家所有者様へより幅広いご支援ができるようになることを大変嬉しく思っております。本提携により、スムーズな家じまいを実現し、空き家問題の解決の一助になればと思います。
■東京ガス株式会社について(会社概要)

■「みらいほぷらっと」について
「みらいほぷらっと」は、これからセカンドライフを迎える方・今まさにセカンドライフを迎えている方の悩みや不安を解決し、より良いライフ(生活と人生)を応援するメディアです。役立つ情報や課題解決に繋がるサービスの紹介が掲載されています。(https://miraihoplat-tokyo-gas.com/)
■株式会社クラッソーネについて(会社概要)

■「クラッソーネ」サービス概要
2020年4月に全国展開した「クラッソーネ」は、解体工事領域で全国2,300社以上の専門工事会社と施主をマッチングするサービスです。施主の希望条件に合わせて最適な工事会社を紹介します。見積もり内容の相談から工事完了まで運営がサポートし、契約の取り交わしは電子契約を採用しており、全てWeb上で完結できます。
また、最短1分で解体工事の概算費用を把握できる「解体費用シミュレーター」や、解体工事費用に加えて解体後の土地売却査定価格も同時に算出する「すまいの終活ナビ」も提供しており、これらを利用した公民連携での空き家対策事業が、令和3年度から令和5年度の国土交通省「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」に3年連続で採択されています。
(※)旧サービス「くらそうね解体」の実績含む