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名古屋空襲のドキュメンタリー映画製作-体験者70人からインタビュー

インタビューを行う「名古屋活動写真」森零監督(右)

インタビューを行う「名古屋活動写真」森零監督(右)

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 「名古屋活動写真」が現在、名古屋空襲をテーマにしたドキュメンタリー映画「名古屋空襲を語る 今を生きる人へ」の製作に取り組んでいる。

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 映画製作や市民が役者・エキストラ参加することなどを通して、地域への誇り、愛着、名古屋の魅力再発見などを目的に活動する同プロジェクト。手掛けるのは、名古屋ビジュアルアーツの映画講師で円頓寺商店街内の雑貨店「零屋」の店主でもある森零監督。

 同プロジェクトは、2月に完成した名古屋の山車にスポットを当てたドキュメンタリー映画「名古屋活動写真 開府四〇〇年 名古屋の山車祭」の取材がきっかけになったという。「現在90歳の元軍人のおじいさんから話を聞く機会があった」と振り返る森さん。「戦争から長い年月がたち、当時の話をできる人がどんどんいなくなってしまう。残したい」と企画した。

 映画製作を紹介する新聞記事を通じて、話を聞かせてくれる戦争経験者に呼び掛けを行ったところ、70人以上の人から連絡があったという。「話をしたがっている人が予想以上だった。今だから話せることなんだと思った」。9月いっぱいまで時間をかけ、70歳~98歳の人から一人ずつインタビューを行っているという。「名古屋空襲を体験した年齢に戻って話してもらうなど、その人ならではの身近な話をしてもらっている」

 インタビューでは「『大変だった』と振り返るのだけでなく、『今まで生きて来られて良かった』『孫もできてうれしい』などニコニコと笑顔を見せてくれる人も多い。生きてきた証を話してくれる」と森さん。「伝えたいことは当時の被害だけでなく、生きてきたことや、命の大切さ」。「この映画製作を通して素晴らしい友達ができた」とも。

 60分の映像に仕上げ、年内の完成を目指す。完成後は上映会を行うほか、学校や施設に置くなどを想定している。名古屋空襲の資料映像や写真の提供も引き続き募集している。

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