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円頓寺エリアにワッフルと雑貨の店「モッカ」-柳ヶ瀬の店の味受け継ぐ

手作りのジャム、ホイップクリーム、ホイップバターが付いたプレーンワッフルセット

手作りのジャム、ホイップクリーム、ホイップバターが付いたプレーンワッフルセット

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円頓寺商店街近くにワッフルと雑貨の店「mocca(モッカ)」(名古屋市西区那古野1、 TEL070-5031-7611)がオープンして約2カ月が過ぎた。オープンは2月8日。

店主が手掛けるブランドのバッグなども販売

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 普段はフリーでディスプレーコーディネーターの仕事に就いている店主の羽飼(はがい)さん。仕事で行く度に訪れていたという岐阜の柳ヶ瀬にあったお気に入りのクレープとワッフルの店「(旧)mbカフェ」が業態変更でマクロビオティックの料理店になることを知った。「もうこのワッフルが食べられなくなってしまう」と考え、「自分で焼いてみようかな。店の方から『やってみたら』という後押しもあった」ことから、店を持つことを考え始めたという。

 ディスプレーの仕事の合間を見つけてはワッフルのタネの作り方を学んできた。「いつか店を持ってみたい」という思いを持ち、仕事が落ち着いてきたタイミングと物件が見つかったことを機に、ワッフルのレシピをmbカフェから受け継いで出店に踏み切った。店舗面積は約6坪で、席数は6席。店舗探しと設計は仕事でも付き合いのあった建築家で円頓寺かいわいで活動をする市原正人さんが手掛けた。営業は金曜~日曜に限定する。

 ワッフルメニューは「プレーン」(単品500円)、「シナモン」(同550円、以上ドリンクセットは350円追加)で手作りのジャム、ホイップクリーム、ホイップバターなどトッピングが付く。ワッフルで手作りポテトサラダをサンドした「サンドイッチ」(セット=950円)は日替わりデリとドリンクが付く。松本珈琲工房の豆を使った「コーヒー」(450円)、「チャイ」「手搾りみかんジュース」(以上500円)など。

 海外旅行が趣味で、特に東欧・北欧が好きだという羽飼さん。店内の一角で、これまでに買い集めたという食器や雑貨と、自身で手掛けるブランド「sita,etta(シッタ・エッタ)」のバッグやポーチ、作家のアクセサリーなどを販売。北欧の生地を組み合わせて作った猫をモチーフにしたポーチ(大=6,500円、小=5,500円)、巾着型のバッグ(9,800円)などで、いずれも一点もの。食器類は季節に合わせてグラスを置くなど商品を入れ替える。

 「ゆっくり続けて行きたい」と羽飼さん。「商店街から少し離れポツンとした店だが、こぢんまりとできればと思っていたので、お客さんとの距離感もちょうどいい。円頓寺の雰囲気が合っている」。来店客は地元の人も多いといい、「別々に店に来ていた女性、年配の女性、おじいさんが、それぞれの話を聞いてみると親子三世代だったことがわかり面白かった」「ディスプレーの仕事はクライアントがいて…という感じだが、店のお客さんは一般の方なので、それぞれの反応が楽しい」と笑顔を見せる。

 営業時間は、金曜・土曜=11時~19時、日曜=10時~18時。月曜~木曜定休。

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