名駅近くの映画館109シネマズ名古屋(名古屋市中村区平池町4、TEL 052-541-3109)で10月19日、映画「キタキツネ物語 35周年リニューアル版」が公開され、声で出演の平野綾さんが舞台あいさつを行った。
厳しい北海道の自然を生き抜く野生のキタキツネ一家を4年の歳月をかけて追ったドキュメンタリー映画「キタキツネ物語」の、35年ぶりのリニューアル版。1978(昭和53)年の公開時には観客動員約230万人の大ヒットとなった。
今回のリニューアル版では、未公開分を含む100時間に及ぶフィルムを再編集。劣化したフィルムをハリウッドのラボで修正するなど、最新技術を駆使して映像を高画質化した。声の出演も一新。ナレーションを西田敏行さん、父キツネ・フレップを佐藤隆太さん、母キツネ・レイラを平野綾さんが担当。亡き蔵原惟繕監督に代わり、当時チーフ助監督だった三村順一さんが監督を務めた。
平野さんが登壇すると、客席にはキツネのお面をかぶった約100人の観客。サプライズの出迎えに驚きながら、平野さんは笑顔で「母親役を演じながら、自分が子どもの時に受けた母の愛情を思い出した」と録音時の思いや作品の魅力を語った。
最後に平野さんは観客と共にカメラに向かってポーズ。映画の大ヒットを祈願した。109シネマズ名古屋ほかで全国ロードショー。