名駅近くの柳橋中央市場内の名古屋綜合市場（愛知県名古屋市中村区名駅4）に12月13日、「ゆるキャラ」が誕生した。

　同社と名古屋モード学園（名駅4）との産学連携で行われた同企画。「名古屋綜合市場内で愛され親しまれるキャラクター」をテーマに学生から募集した作品485点から同社が審査しグランプリに選ばれた、ファッションデザイン学科の柴田つぐみさんの作品「そーごちゃん」が着ぐるみ製作された。「わかりやすさを大切にした」という作品は、魚、野菜、肉などが入っている買い物かごをモチーフにしたキャラクター。かごの中身を旬の食材に入れ替えることができるという。

　この企画に参加するまで柳橋中央市場の存在を知らなかったという柴田さん。「まさか名駅に近いこんな場所に市場があるとは知らなかった。行ってみると立派な食材がそろい活気もあった」と振り返る。自身の作品が選ばれゆるキャラになったことについて、「ファッション学科のため、今までキャラクターを作ったことはなかった。賞を狙ったわけでもなく、ただかわいいと思ったキャラを作った。わかりやすさを大切にし、食材と買い物かごをモチーフにした」。将来はファッションデザイナーを目指しているという。

　ゆるキャラ「そーごちゃん」は今後、年末の売り出しなどに登場するほか、市場でのお出迎えやPR活動を行う。