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東京のデザインデュオ「ON ZA LINE」、円頓寺のギャラリーショップで新作展

新作コレクションを前に「ON ZA LINE」の倉橋愛さん

新作コレクションを前に「ON ZA LINE」の倉橋愛さん

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 円頓寺商店街内のギャラリーショップ「galerie P+EN(ギャルリー ペン)」(名古屋市西区那古野1、TEL 052-485-7166)で現在、東京を拠点に活動するデザインデュオ「ON ZA LINE(オンザライン)」の新作コレクションの展示会が開催されている。

土と釉薬の違いなどで様々な表情を見せる作品

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 倉橋愛さんと小玉清美さんの2人で立案から生産まで手掛ける同デュオの作品は、主に陶磁器が材料で、ネックレスやリングといったファッションアイテムやアート作品などに展開している。東京都江戸川区に構えるアトリエには窯も設ける。

 予備校が一緒だったという2人。大学は別々だったが親交は続いた。陶芸を専攻していたのは小玉さんで、倉橋さんは大学卒業後、雑誌関係の仕事に就いたという。「白磁で何か作りたい」という思いで2005年から活動を始めた。雑誌関係の仕事で培った知識や人脈を生かし、雑誌での紹介や、カフェでの展示などを通じて作品をアピール。スタイリストやファッション誌関係者の目に留まり、その知名度を上げていった。ブランドやアーティストとのコラボ作品も多いという。「窯があり、自分たちでコンパクトに作れるので、『こういうの作れる?』という話が入ってきやすい」と倉橋さん。

 同店オーナーでスタイリストの永井千里さんが、東京・青山のショップで同デュオの作品を目にしたことが始まり。これを機にその後の展示会で会うなど親交を深め、今回のコレクション披露の場を永井さんに相談し、開催に至った。店舗1階全面を使い、全ラインアップを展示。

 これまで年1回のペースで新作を発表してきたが、今回の新作コレクションは3年ぶり。コレクション名を「Accent」とし、「やさしい、ナチュラル…といったものが多い中、力強いものを作りたかった」と倉橋さん。ブレスレット、ピアス、リングの3アイテム。「形は3種類で白が基調だが、土の種類と釉薬(ゆうやく)の違いのほか、釉薬の垂れ方が違うなど、異なるテクスチャーを楽しめる」といい、約25種類の作品を並べる。「ボリュームがあるので見た目は重そうだが、中は空洞のため軽い」とも。価格はいずれも1点1万8,900円。

 営業時間は12時~20時。4月27日まで。

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