チョコレートの祭典「2025 アムール・デュ・ショコラ~ショコラ大好き!~」が1月17日、ジェイアール名古屋タカシマヤ(名古屋市中村区名駅1)で始まる。
事前応募当選者でにぎわう10階にメイン会場で行われた先行販売会の様子
バレンタインシーズン恒例の同イベント。昨年は80万人以上が来場し、41億円を売り上げた。
今年のテーマは「ショコラマジック」で、開催日数は29日間。10階にメイン会場、1階、3階~9階にサテライト会場を設け、昨年と比べ1会場増しの過去最大規模となる計9会場で展開するほか、フードメゾン岡崎店(1月22日から)にも会場を設ける。期間中、約140ブランド(うち初登場16ブランド)が出店し約2600種類の商品を販売する。イベント限定商品(先行販売品も含む)は過去最大の約170種類を用意する。
開幕前日の16日は名古屋タカシマヤ正面玄関前でオープニングセレモニーが行われ、約30人のシェフが参加した。代表あいさつを行った「カフェタナカ」の田中千尋シェフは「名古屋タカシマヤを舞台にパティシエやショコラティエがショコラのおいしさや可能性を伝え続けてきた。カカオショック(カカオ豆の高騰)に始まったカカオを取り巻く環境が変わっていく中、おいしく幸せなショコラ文化を未来につなげていくために、これからはカカオ生産者も含めショコラに関わる全ての人がハッピーになるようなイベントに成長させていきたい」と話す。同日、先行販売会も行われ、事前応募の当選者約3000人が来場。一足早く買い物をしたほか、各店頭に立つお目当てのシェフと交流を楽しんでいた。
名古屋タカシマヤ広報担当者の成田八智代さんによると、売り上げのピークは2月に入ってからで、期間中、複数回来店する人も多いという。「過去最大の売り場面積や前年に比べ開催期間が1日増えたことなどを背景に、売り上げの更新を目指す」と成田さん。
今年初出店は「ティール」「プルシック」「鎌倉紅谷」など。石川県七尾市出身の「アッシュ チョコレート ワールド」の辻口博啓シェフが能登半島への感謝と復興を願うをテーマに作った能登ワインや能登の「数馬酒造」の酒粕、珠洲の塩、能登産のイチジクやユズなどを使った商品も用意する。
営業時間は10時~20時(メイン会場のみ最終日は19時まで)。2月14日まで。