東急ハンズ名古屋店(名古屋市中村区名駅1)、ANNEX店(中区錦3)が独自に展開しているアートTシャツブランド「DO NOT BE A MONKEY」(ドゥー・ノット・ビー・ア・モンキー)が、販売開始以来好調な売り上げを続けている。
同ブランドは、東急ハンズ名古屋店とANNEX店のスタッフらが中心となり「プロ・アマ問わずアーティストの自由な発想で描かれたデザインをTシャツにして、名古屋から発信したい」という思いから立ち上がったブランド。売り場には、東急ハンズのスタッフをはじめ、スタッフの知人や友人のデザイナーなど、プロやアマチュアのアーティストがデザインしたTシャツ常時300種類以上を取りそろえる。
今年2月からは、神奈川県の知的障害者授産施設「工房絵(こうぼうかい)のアーティストが描いた原画を元にしたデザインのTシャツも販売。カラーバリエーションは、白・黒・ネイビー・ブラウン・ベージュ・黄色・グレーの7色を基本に、デザインによってさまざまなカラーも展開する。サイズは、S・M・L・ガールズの4サイズ。価格はすべて2,600円。
同ブランドは、昨年期間限定でオープンした沖縄グッズ専門店「琉球ちゃんぷるーハウス 809miles shop」で11月より販売を開始したところ好評だったため、今年2月より東急ハンズ名古屋店とANNEX店にも売り場を設け、取り扱いを開始。同ブランド商品は、デザインバリエーションの豊富さと手ごろな価格が人気を呼び、1日平均50枚、多い時で100枚以上を販売するほど好調な売り上げを続けているという。
東急ハンズ名古屋店営業管理課販売促進の山中さんは「無名のアーティストや社員が考えた柄をデザインに採用し、毎日名古屋店のスタッフが手作業でTシャツを製作している。デザイン画は、各アーティストの感性に任せているので自由な発想のものが多く、かえってそこが魅力となっているのでは」と話す。
売り場では、「DO NOT BE A MONKEY」のロゴが入った代表的なデザインのものや、「マトリョーシカ」をモチーフにしたもの、名古屋弁が描かれたものなどの人気が高く「デザインや色違いで2~3枚まとめて購入するお客様が多く、お土産用としても好評」(山中さん)とも。
今後、同店では夏季シーズンに向けて4階売り場でプロモーションビデオを流し販売促進を行うほか、無名アーティストのデザインTシャツのみを集めて販売する企画なども検討していく。山中さんは「今後も、無名アーティストの作品を中心としたデザインを取り入れて、名古屋発信のアーティストが活躍できる場を広げたい。Tシャツは、将来的には全国での販売も視野に入れていきたい」と意欲をみせる。
東急ハンズのスタッフがTシャツデザイン-第1弾36種を販売(サカエ経済新聞)東急ハンズ名古屋店、セレクトコーナーで「こだわり」強化(名駅経済新聞)東急ハンズ名古屋店東急ハンズANNEX店