「名古屋駅前モニュメント『飛翔』さよならイベント」が5月1日~31日、開催される。
イルミネーションに合わせてライトアップされた「飛翔」の過去の様子
JR名古屋駅東側に出ると目の前に現れる、銀色に輝き、らせんを描く円すい状のモニュメント「飛翔」。1989(平成1)年に「過去から未来への発信」をテーマに設置され、30年以上、名駅のシンボルとして鎮座してきた。リニア中央新幹線開業に向け、駅の東側の駅前広場の再開発のために撤去される。解体工事は今年度中に始める予定。「ささしまライブ24」の名古屋高速高架下を候補地としているという。
期間中、3つのイベントを開催。5月8日・15日には名古屋市内在住の小学生を対象にした親子参加の「飛翔」内部の見学と清掃を行う「親子で『飛翔』のお掃除イベント」を開催。開催時間は各日=10時~、13時~、14時30分~、16時~で、定員は各回10組・20人。所要時間は約45分間。
5月17日・24日・29日には「『飛翔』内部見学ツアー」を開催。「飛翔」の内部に入り、中から名古屋駅周辺の景色を楽しむ。対象は名古屋市内在住・在勤・在学の18歳以上の人(同伴者との年齢は問わない)。開催時間は各日=10時~、11時~、13時~、14時~、15時~で、定員は各回10人。所要時間は約30分間。
お掃除イベントと見学ツアーは事前申込み制で、同イベント情報を掲載する名古屋市のホームページとチラシに載っているQRコードで応募できる。共に、1回の応募で2人まで申し込める。応募は4月26日までで、応募多数の場合は抽選となり今月30日にメールで案内する。天候などの理由で中止の場合は各翌日に延期する。当日、参加者には「飛翔」がデザインされた、スマートホンやパソコン部品から回収した都市鉱山再生メダル型しおりを進呈する。
「『飛翔』SNS写真投稿キャンペーン」は、SNSを通じて集める「飛翔」が映っている写真や、水の渦やソフトクリームなど「飛翔」を連想させるぐるぐると渦を巻いたものの写真を使い、モザイクアートで「飛翔」が映る夜の風景写真を表現する企画。「#名駅のぐるぐる」をつけてツイッターまたはインスタグラムに投稿すると、モザイクアートの対象になる。同企画公式アカウントをフォローのうえ、投稿した人の中から抽選で20人に、図書カードNEXTネットギフト1,000円分を進呈する。応募期間は5月1日~31日。6月下旬をめどにウェブ上で披露するほか、今後の広報にも活用する考えもあるという。
同企画担当者は「飛翔内部に入ることができるイベントでは普段、見ることができない景色も見ていただける。見て、触れて、思い出にしていただければ」と参加を呼び掛ける。期間中は「飛翔」のライトアップも行う。
問い合わせ先は「飛翔」さよならイベント事務局(TEL 052-957-2418)で受け付ける。