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円頓寺にカフェ「ぱざぱ」-栄養士、野菜ソムリエの資格を持つ女性が開く

パリの雰囲気と和のテイストも取り入れたという店内

パリの雰囲気と和のテイストも取り入れたという店内

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 円頓寺に11月、カフェ「pas a pas(ぱざぱ)」(名古屋市西区那古野1、TEL 052-485-7558)がオープンした。

ステンドグラスの大きな窓が印象的な外観

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 もともと食に興味があり、料理を作って人に食べてもらうのが好きだったという店主の紫藤さん。栄養士、食育マイスター、ジュニア野菜ソムリエ、ペット食育指導士、華道家元池坊生花教授の資格を持つ。

 大学で栄養士の勉強をした後、ファッションデザイナーの姉が住むフランスに渡り約1年間を過ごしたという紫藤さん。「フランスでは語学の勉強のほか、いろいろな店を食べ歩いたり、のみの市に通ったり…街を楽しんでいた」。日本に戻ってからはスタイリストの職に就き、長年続けてきた。忙しくスタイリストの仕事を続けてきたが、どこかで食に関する仕事をしたいと思い続けてきたという。数年前にスタイリストの仕事から離れ、今回、食や食育の仕事、活動ができる拠点を作ろうと、地元・円頓寺エリアで見つけた空き物件を活動の拠点にすることを決意。まずはカフェを開こうと同店を始めた。

 店名の「pas a pas」は、フランス語で「一歩一歩」という意味。店舗面積は約20坪。色にこだわったというステンドグラスの大きな窓が印象的な店内には、カッシーナやコンランショップのインテリアを使い、13席を設ける。入り口には、もともとあった松の形の紋章を残し、店舗デザインのポイントや店名マークにも展開。デザイナーと綿密にやり取りし大幅にリノベーションしたという。「少しパリの雰囲気も感じさせながら和のテイストも取り入れた。ジャンルにとらわれない創作料理を提供するので、イメージが片寄らないようにした」

 「そのとき旬の食材を使って、食べ物の個性を生かしながら、体に負担をかけない、心も豊かにするような手作りの食事」を提供する同店。雑誌で見かけ気に入ったという陶芸家のササキハルミさんの食器を使い、「全体で食をコーディネートしている」という。

 メニューは、メーン料理にスープまたはグラタンなどが付く「週替わりランチ」(950円)、人気が高いという「フルーツいっぱいアイス添えガレット」(680円)、「抹茶アイスと小豆のガレット」(650円)、スイーツで使うアイスクリームや餡(あん)、黒蜜なども手作りで、「一般的なものとくらべるとあっさりした味」。

 ブレンドコーヒー(420円)、キリマンジャロ(450円)は、紫藤さん「おすすめ」のコーヒーショップ「ペギーコーヒー」の豆を使い、店内でオーダごとに豆を引き一杯ずついれる。スリランカのムスレナ社の「紅茶 フレーバーティー」(500円)は、アールグレイブレンド、フレンチショコラなど7~8種類をそろえる。そのほか、ジンジャーのお飲み物、フルーツのミックスジュース(以上600円)、シードル、ビール(以上、小瓶550円)などのアルコールも提供する。

 今後はメニューも様子を見て変えていく。食育のセミナーやペットの食事を作るイベントなども展開していくという。

 営業時間は11時30分~17時(ランチタイムは14時まで)。隔週の火曜と毎週水曜定休。年内は28日から休業、年明けは1月6日から営業。

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