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フランス移住控えた常滑の陶芸家夫妻、ノリタケの森ギャラリーで二人展

左=リチャード・トラックルさん、右=匂坂三恵子さん

左=リチャード・トラックルさん、右=匂坂三恵子さん

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 ノリタケの森ギャラリー(名古屋市西区則武新町3、TEL 052-562-9811)で5月15日~20日、愛知県常滑市を拠点に活動してきた陶芸家夫妻の作品展「リチャード・トラックル 匂坂三恵子 二人展」が開催された。

作品展に出品した二人の作品

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 イギリス出身のリチャード・トラックルさんと静岡県出身の匂坂(さぎさか)三恵子さんは、それぞれ別の地域で陶芸を学び制作を行ってきたが、常滑で出会い結婚した。「お酒以外は好きなものが同じ」と話す2人は常滑の観光コース「やきもの散歩道」にギャラリー「リチャード&ミエコ ポタリー」を構え、イギリスと日本の陶芸技巧を取り入れた皿やマグカップ、ミルクピッチャーの制作・販売を行ってきた。2人は今年、常滑での20年の生活を終え、来年にはフランスへ移住するという。

 作品展では「春・夏」をイメージして、トラックルさんは新しい釉薬(ゆうやく)の皿やマグカップ、ポットなど、三恵子さんはひも作りで柔らかに仕上げた六角鉢や、鳥やウサギが絵付けされた器などを合わせて200点ほど出品し展示販売を行った。

 今回の展示について、トラックルさんは「作品の形と模様に合った釉薬を自分で考えたい」と、新しい釉薬作りに挑戦。爽やかな青が特徴的で、「さらさらとした砂糖菓子のような手触りの皿やマグカップに仕上がった」。自宅に生えているオリーブの葉をモチーフにしたピザ皿も「お気に入り」の作品として出品。同展の合間にも新しい釉薬の配合がたくさん浮かび、「早く工房に帰って試してみたい。これからもユニークで自分らしい釉薬を作り出したい」と話していた。

 三恵子さんは、これまでの作品展について、「いろいろな出会いがあった。すてきな出会いばかりだった」と振り返る。トラックルさんは、日本の伝統文化の継承者不足について、「一度途絶えた伝統を復活させることは難しい」と話す。同ギャラリーの川口さんは「多くの人から愛され、日本の文化を愛する2人には、フランスへ移住しても、また日本に帰ってきて新しい作品を紹介してほしい」と期待を寄せる。

 2人の作品は現在、ギャラリー「リチャード&ミエコ ポタリー」で展示販売している。

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