三菱地所は2月24日、2015年秋開業予定で開発中の「大名古屋ビルヂング」の商業ゾーンの開発概要を決定したと発表した。
キーテナントとして、三越伊勢丹グループがセレクトストアを出店。地下1階~地上2階の一部、店舗面積約3000平方メートルを占める。「独自性」「編集力」を結集させ、年齢、性別、アイテムの枠を超えて、婦人、紳士、雑貨のファッションを提案するセレクトストアが並ぶ。
地下1階~地上3階まで設置される商業ゾーン全体の店舗面積は約8500平方メートルで、地下1階で地下街に直結する造り。アパレル、雑貨、食品、飲食など全体で約80店舗が出店予定。
開発コンセプトを「D・N・A(大・名古屋ビルヂング・アドヴァンス)」と掲げ、「半世紀にわたり、名古屋駅前のシンボルとして親しまれてきた旧大名古屋ビルヂングのDNAを受け継ぎ、『新しさ』や『非日常性』などの新たな付加価値を提案・創造し、名古屋駅前の新しい顔にふさわしい複合施設を目指す」とする。
ビル自体は地下4階、地上34階建てで、建物の高さは174.7メートル、延べ床面積は14万7534.79平方メートル。商業ゾーンのほかには、オフィス、地域冷暖房施設、駐車場、駐輪場を備える。