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名古屋駅前市場に醤油カツ丼の店「わだ泉」 夜は魚介類の串揚げも

ミルフィーユ状のカツと秘伝醤油が特徴の醤油カツ丼

ミルフィーユ状のカツと秘伝醤油が特徴の醤油カツ丼

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 名古屋駅前の柳橋中央市場にある「マルナカ食品センター」内に3月30日、「醤油(しょうゆ)カツ丼」などを提供する「わだ泉 柳橋店」(名古屋市中村区名駅4、TEL 052-526-8915)がオープンした。

「醤油カツ丼」にほれ込み店長になるまでに至った柳橋店店長小栗さん

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 名古屋市守山区に本店を構える創業50年以上の同店の新店舗。店内の座席数は14席、店外での食事スペースも準備中だという。

 目玉商品は「醤油カツ丼」。「きめ細かくアクが少ない」という三河産二元豚をミルフィーユ状の層に重ねたカツを、本醸造しょうゆと調味料を合わせ半年間寝かせた秘伝のしょうゆだれに絡めた商品で、名古屋の新名物としても注目を集めている。食べ方にも独自の工夫があり、最初はそのまま、次にわさびを添えて、最後にだしをかけることで一度で3回の味が楽しめる。価格は、並=1,000円、レディース=950円、大盛り=1,200円。ランチタイムはみそ汁付きで100円引きの価格で提供する。

 夜は「わだ泉」の他店舗にない串揚げを提供。メニューは、ナスやアスパラガスなどの野菜のほか、卸売市場内という特徴を生かし、海鮮串揚げにも力を入れる。串揚げに使う海鮮類は全てその日に市場で仕入れたもので、価格も時価で設定する。

 柳橋店店長の小栗慎之輔さんは「醤油カツ丼」にほれ込み店長になるまでに至った。店舗は茶販売店「おさだ苑」の半分を改装して作った。小栗さんは「おさだ苑さんは元々、母が働いているお茶屋さんで、市場の人には知り合いが多い」と話す。

 ターゲットはサラリーマンやOLのほか、海外からの観光客など幅広い層を視野に入れる。「カツ丼と聞くとガッツリ食べるイメージだが、醤油カツ丼は違う。ミルフィーユ状にすることで外はカリッと中はジューシー、食感も堪能できる」と小栗さん。味付けも濃厚になりすぎない食べやすさを意識しているという。

 営業時間は、ランチ=10時~14時、ディナー(4月13日開始)=17時30分~22時30分。日曜・祝日定休。

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