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名駅西に喫茶店やフリーペーパー専門店、ギャラリー入るビル 築50年を改装

築50年のビルを改装した「ホリエビル」外観

築50年のビルを改装した「ホリエビル」外観

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 喫茶店やフリーペーパー専門店、ギャラリーなどが入る「ホリエビル」(名古屋市中村区椿町12、TEL 050-5532-3900)が名古屋駅西側にオープンした。

フリーペーパー専門店「ONLY FREE PAPER」名古屋店の様子

 築50年のビルを改装。3階建てで総床面積は約210平方メートル。1階には「NA」と称したフレシキブルに使えるスペースに、7月下旬にホットケーキとクリームソーダの店「喫茶River」が、9月1日にはフリーペーパー専門店「ONLY FREE PAPER」がオープン。2階はギャラリースペースとして使い、3階はオフィスが入る。

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 同ビルは運営を手掛ける堀江浩彰さんの家族が家業に使っていた。2016年までの約20年間は人に貸していたが借主が退去し、両親は同ビルの売却も考えていたという。

 堀江さんの本業はデザイン会社のプロデューサーでフリーペーパー「屋上とそらfree」も手掛けている。30歳ごろから、年齢を重ねていった将来の仕事との付き合い方を考え始めたという。2016年で40歳になったという1つの節目を迎えたことや、2027年のリニア開通により特色ある駅西の街が姿を変えてしまうことなどさまざまな思いを抱き、ビルの新たな使い方を両親に提案し、開業にこぎ着けた。

 「喫茶River」のメニュー構成は、1日に何度も行くほど喫茶店好きという堀江さんが考えた。使うグラスも昔ながらの喫茶店をイメージするものをそろえるこだわりぶり。店主は実弟が務める。「おぐら」「生クリーム」(以上100円)などのトッピングも用意する「ホットケーキ」(2枚、580円)、赤いサクランボを浮かべた「クリームソーダ」(500円)、「ホットドッグ」「タマゴドッグ」(以上400円)、「バタートースト」(350円)、「コーヒーゼリー」(450円)、コーヒー(380円)、生レモンスカッシュ(450円)、バナナジュース(480円)など。10時~12時はモーニングタイム、11時~14時30分はランチタイムで、ホットケーキプレート、ホットドッグプレート、カレープレート(以上900円)などのランチメニューも用意する。

 今回名古屋店を出店した「ONLY FREE PAPER」は、全国から集まるフリーペーパーを無料で持ち帰ることができる店。品ぞろえは東京の店舗と同様で、定期的に入れ替えを行う。利用者は備え付けのかごに希望のフリーペーパーを入れてカウンターで内容確認を受ける。「カウンターにいったん持ってきてもらうことで、利用者と交流や情報交換もでき、フリーペーパー発行者には利用者の層や反応を伝えることもできる」と堀江さん。ショッパー(200円)、トートバッグ(2,500円)などオリジナルグッズも販売し、収益を運営費に充てる。

 「昔はこのかいわいにたくさんあった喫茶店が減っていった。今回、ビルを活用するに当たり、地元の方に気軽に立ち寄ってもらえる喫茶店と本屋が同居するスペースを考えた。店名の『River』はいろいろと候補を考えたが、昔、近くに川が流れていたこともあり決めた。地元の年配の方から『昔、川があったんだよ』と話のきっかけにもなっている」とも。

 2階のギャラリーはすでに写真展などの予定が入っている。「近所の方が盆栽展を開いたり子どもたちがミニ四駆を走らせたり、幅広い年代の方に楽しんでもらえる場所を目指したい」とも。

 ビルの改装中、地域の人から話し掛けられたり関わりが生まれたりしたという。「ホリエビルがあるこの通りをカルチャーのにおいがする面白い場にしていければ」。「空きビル活用のモデルケースとして、同じように空きビルの生かし方を考えている人の参考になれば」とも。

 現在進めているビル前の敷地内にある小屋の改装が今秋をめどに完了。「これでようやくグランドオープンしたと言えるかな」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時~19時。日曜・祝日定休。イベントなどにより変動あり。

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