名古屋の中心部を流れる運河「堀川」を舞台にしたイベント「ウォーターマジックフェスティバル」が9月28日・29日、開かれる。
同イベントは、「堀川の浄化・再生と堀川を生かしたまちづくりを進め、その機運を高める」ことを基本的な目的に据え、2003年から始まった。
今年の目玉企画は、「カブトビール」を堀川に浮かべた船で楽しむ船上バー「カブトビールBAR」。参加希望者は受付(錦橋のたもとにある船着き場)で「カブトビールバー行きボート乗船&お楽しみチケット」(1ドリンク券付き、500円)を購入すると、船着き場から専用のボートで案内される。船上では「カブトビール」またはソフトドリンクを提供。現金で追加注文に応じる。
29日には「スタンドアップパドルボード(SUP)」を使って堀川を散歩する体験会「ほりサップ」を開く。SUPを通じ堀川の活性化を目的に昨年活動をスタートした団体「ほりサップ実行委員会」が実施。13時~16時は「堀川SUPでお散歩体験」、17時~20時は「Big SUPで夜の堀川を楽しむ」。フェイスブックのイベントページから事前予約が必要(先着順)。有料。
そのほか、近くの円頓寺商店街で開かれた七夕まつりで使われた名物の飾り「はりぼて」を堀川に浮かべる「KAWArt(かわアート)」、テラッセ納屋橋前のゆめ広場にフードやドリンク、雑貨などを販売するブースが出店する「なないろマーケット」も開く。
今年は、堀川に架かる納屋橋の周辺を会場に毎月第4金曜に開かれているマーケットイベント「なやばし夜イチ」の特別企画「ビールフェスティバル」も同時開催する。「新潟麦酒(ビール)」「南信州ビール」「一宮ブルワリー」「夜イチビール」など地ビールを提供する12ブースが出店。チケット引き換え制で、チケット料金は2,000円(4枚つづり)。現金でフードやソフトドリンクも販売する。
実行委員会メンバーは「貴重なまちの資源である堀川を活用するために今回の企画をはじめ、新しいチャレンジが始まっている。昔を知る名古屋の人たちはどうしても『堀川は汚い』という固定観念を持っている方がいまだ多いが、変わりゆく堀川を感じ、少しでも多くの方に堀川の今を知っていただきたい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は28日=16時~21時、29日=13時~21時。企画により異なる。荒天中止。