
映画「X-MEN:ダーク・フェニックス」の完成披露試写会が6月10日、名駅の映画館「ミッドランドスクエアシネマ」(名古屋市中村区名駅4)で行われ、BOYS AND MEN吉原雅斗さんが舞台あいさつで登壇した。
愛知県警察とのタイアップポスターで「ライト・オン運動」を呼び掛け
同映画は超能力を持ったミュータントたちの戦いを描いた「X-MEN」シリーズの最新作。原作コミックの中で屈指の人気を誇るエピソード「ダーク・フェニックス サーガ」を基にした、現在のキャストでは最終章となるシリーズの集大成的作品。出演はソフィー・ターナーさん、ジェームズ・マカヴォイさん、マイケル・ファスベンダーさんほか。メガホンを取るのは、10年以上に渡りシリーズの脚本や製作を担当してきたサイモン・キンバーグ監督。
吉原さんは、映画の登場キャラクターのサイクロップスになりきったコスチュームで登壇。愛知県警察が同作とタイアップして制作した、車や自転車の夜間のライト点灯を促す「ライト・オン運動」を啓発するポスターを披露した。ボイメンとして愛知県警察の広報大使を務める吉原さんは「愛知県を明るくして事故を減らしていこうという運動と、今回のX-MENのストーリーがうまく合ったとても良いタイアップ。広報大使としてどんどん宣伝したい」と意気込む。
小学生の頃に映画を見て以来、X-MENの大ファンだという吉原さん。「子どもの頃は、さまざまなキャラの超能力の描写が楽しかった。大人になり、当時は分からなかった人間とミュータントの互いの正義、衝突というテーマが理解できて、さらにはまった」とシリーズの魅力を語る。同作については「期待を超えるという意味で、最初から裏切られた。冒頭の宇宙ミッションのシーンから釘付けになり、ジーンが覚醒に至る描写などもすごく美しかった」と絶賛する。
「憧れる特殊能力は」との質問には、「ナイトクローラーの(瞬間移動)能力」と答え、「どこにでも行けるのがいい。彼は普段、優しくておとなしいのに、やるべきときはすごい力を発揮する。そこにも憧れる」と話す。
最後にステージ上に映画の大ヒットを祈願した「X-MEN仕様」の愛知県産「三河だるま」が登場。吉原さんは赤いペンで左目を描き込み、「赤い目はサイクロップスや覚醒をイメージさせてかっこいい。大ヒットして、次は右目を入れたい」と映画の成功を祈った。イベント終了後、観客は映画の上映を楽しんだ。
ミッドランドスクエアシネマほかで6月21日から全国公開。