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名古屋の喫茶店・カフェを支援するプロジェクト 新型コロナウイルスの影響対策で

「ウイルスで気持ちも沈みがち。喫茶店の珈琲チケットを買ってナゴヤを盛り上げよう!」イメージ

「ウイルスで気持ちも沈みがち。喫茶店の珈琲チケットを買ってナゴヤを盛り上げよう!」イメージ

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 名古屋エリアの喫茶店・カフェを支援するクラウドファンディングを活用したプロジェクト「ウイルスで気持ちも沈みがち。喫茶店の珈琲(コーヒー)チケットを買ってナゴヤを盛り上げよう!」が3月5日、始まった。

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 企画・運営は、デザインをベースに防災、まちづくり、スポーツ、クラウドファンディングを活用した社会課題の解決や改善につながる事業を行う「R-pro」(名古屋市西区那古野2)。

 新型コロナウイルス拡大感染予防のため外出自粛で影響を受けている飲食店に着目。名古屋でも飲食店のほか、ホテル、百貨店、商業施設、駅などに人が少ない。「今の状況が落ち着いたら、名古屋のお気に入りの喫茶店やカフェでコーヒーを楽しもう」という内容。

 名古屋のまちづくりに10年以上携わっているという、同社社長の岡本ナオトさん。「今回の騒動に対し、僕なりになんとかしたい」と思い、行動に移した。「1~2カ月、売り上げが落ち込むだけで死活問題の飲食店があるという事実がある。行政を中心とするイベントや外出の自粛政策は正しい判断だと評価しているが、一方、客足が遠のく飲食店にとっては『明日つぶれるかもしれない』という恐怖と現実との戦いがある」と話す。

 現在、プロジェクトに参加しているのは、「喫茶ニューポピー」「喫茶、食堂、民宿。なごのや」(以上、西区那古野1)、「喫茶モーニング」(中村区則武2)、「MITTS COFFEE STAND(ミッツ コーヒースタンド)」(中区、錦2)、「pharmacy coffee lab(ファーマシー コーヒー ラボ)」(千代田3)、「Q.O.L.COFFEE(キューオーエル コーヒー)」(丸の内3)、「IMOM COFFEE ROASTERS(イムオム コーヒー ロースターズ)」(長久手市)。

 同プロジェクトのページに掲載する「リターン」から希望の店舗を選び、コーヒーチケットを購入できる。プロジェクト終了後の4月26日以降に自身で選んだ店舗に行き、クラウドファンディングで支援したことを伝えるとコーヒーチケット(その日から利用可)を受け取れる。コーヒーチケットは各店舗、通常価格と同じだが「リターン」の一部としてチケット受取時に店員から「お礼の言葉」を受け取れる。各店舗100枚限定で用意する。手数料を引いた全ての支援額を各店舗のコーヒーのチケット代に充てる。

 岡本さんは「『買い支える』意識を持つことが大事だと思う。今回のプロジェクトのお店だけでなく、自分のお気に入りのお店があればお金を使ってほしい」と参加を呼び掛ける。

 プロジェクト期間中は、コーヒーチケットがある喫茶店・カフェの参加店舗を増やす予定。趣旨に賛同し、自店舗もほか参加店舗も盛り上げ、発信を積極的にするなどの条件を承諾する店舗を対象にする。「本当に苦しい時期を過ごされていると思う。プロジェクト期間は短いが、もし参加されたい店舗の方は連絡してもらえれば。少しでもお役に立てれば幸い」とも。参加希望の飲食店からの問い合わせはメールで受け付ける。

 プロジェクトは4月25日まで。

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