車に乗ったまま、またはデイキャンプをしながら野外で映画を楽しむ「ドライブインシアター×キャンプ」が10月3日、小学校の既存施設をリノベーションしシェアオフィスやコワーキングなどが入る施設「なごのキャンパス」(名古屋市西区那古野2)のグラウンドで開催される。
企画・運営はNew Ordinary(那古野2)で、8月に同所で車に乗ったまま楽しめる「ドライブイン夏祭り」、4月・5月に豊田スタジアム駐車場で「ドライブイン マルシェ」を開催してきた。コロナ禍で影響を受ける飲食店応援と、人同士の接触を減らし安心して楽しめるようにソーシャルディスタンスを意識したイベント設計に取り組む。
「ドライブインシアター×キャンプ」について、社長の作井孝至さんは「元々開催しようと思っていたドライブインシアターに加え、『都会の街で普段できない経験を』と考えキャンプを組み込んだ」と話す。名古屋駅のオフィス街が近い同所は校舎越しに名駅のビル群が望むロケーションで、「ビル群と校舎の2つの景色を同時に見られる場所での都会のキャンプは新しいのでは」とも。
デイキャンプ利用は15時からで、参加者が持参したテントをグラウンドに張ることができる。会場には、キャンプギアメーカー「ANOBA」が出店し、チェアなどアウトドアグッズ販売やテントサイトの展示を行う。レンタルキャンピングカー会社がキャンピングカーも持ち込み、希望者は乗り心地の体感や車内見学ができる。無料で1組10分間で実施時間は15時~17時。
映画上映は17時30分~19時30分で、上映作品はアクションアドベンチャーストーリーの「ジュマンジ」。映画からの参加も可能。
当日は、近くの円頓寺商店街の飲食店からデリバリーするフードも用意。利用客自身が専用サイトで注文し、会場で受け取ることができる。アロマキャンドルを使ったキャンドルランタンを作るワークショップ(15時30分~17時)も開催。「映画の時間にランタンに明かりをともし、雰囲気を楽しんでもらえたら」(作井さん)。ワークショップの参加費は500円。ワークショップのみの参加も可能。
映画鑑賞付き入場券が必要。事前予約の価格は1人当たり、500円程度の軽食付き=1,500円、1,000円程度の弁当付き=2,000円。当日は各500円増し。6歳以下無料。参加は徒歩で来場するウオークイン(ANOBAのチェアやパイプ椅子を用意。アウトドアチェアなどの持ち込み可能)、車内から鑑賞する「ドライブイン」、持参したテントで鑑賞する「テントサイト」。事前予約限定で、会場のキャンピングカーから鑑賞することもできる。限定2組(最大6人、最大4人のタイプがある)。校舎前に新しく設置された人工芝でも鑑賞できる。
「家族で参加していただきたい。自宅で映画鑑賞もいいが、テントでデイキャンプしながら外の空気の中で食事や映画を楽しむ非日常を味わってほしい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は15時~20時。雨天中止。会場への入場方法はホームページで確認できる。