食べる

名古屋駅西に焼き肉店「大東園」 豊橋の老舗が名古屋初出店

カウンター席、立ち食いスペースを設ける焼き肉店「焼肉酒場 大東園 名駅西口店」店内で店長の吉田佑己さん

カウンター席、立ち食いスペースを設ける焼き肉店「焼肉酒場 大東園 名駅西口店」店内で店長の吉田佑己さん

  • 152

  •  

 焼き肉店「焼肉酒場 大東園 名駅西口店」(名古屋市中村区椿町4、TEL 052-459-5800)が名古屋駅西側にオープンして1カ月が過ぎた。オープンは8月12日。

「和牛特上カルビ」と「大東園」のフルーツだれ

[広告]

 運営は、外食チェーンの「甲羅」(豊橋市)。「大東園」は、愛知県豊橋市で1960(昭和35)年に創業。当時の経営者が母国に帰るのを機に弟子たちが東三河を中心に分かれて出店した。そのうちの1店「豊橋小向店」は、甲羅の鈴木勇一会長が好きで通っていた店で、昨年、オーナーから店を畳むことを聞き、「引き継がせてほしい」と申し出たという。現在は、豊橋市、岡崎市、刈谷市、静岡県浜松市、東京都立川市などのエリアにも展開している。

 同店の特徴の一つが、モモを使ったフルーツのつけだれ。当時のオーナーからレシピを習い、今では1カ所で仕込み、味を統一させている。名駅西口店店長の吉田佑己さんは「甘味が強く、フルーティー。この店だけの独特の味」と話す。

 名古屋エリア初進出の名駅西口店は都市型店舗。他店と比べ店舗面積も狭く、土地柄や客層も異なるため、1人や少人数で利用しやすいように、1皿に少量の3、4切れを盛り付けるほか、短時間でも利用しやすいように立ち食い席を設けるなどして、他店と差別化を図る。店舗面積は25坪で、約40席を設ける(1階=カウンター席と立ち食いスペース、2階=テーブル席5卓)。

 メニューは、「和牛カルビ」(490円)、「和牛上カルビ」(560円)、「和牛特上カルビ」「和牛特上ロース」(以上、790円)、「ハラミ」(550円)などで、たれでもみ込んだ肉をフルーツだれで味わえるほか、もみ込みだれなしの「わざび塩」または「おろしポンズ」も選べる。「立地上、さまざまな客層があると想定。味の選択肢を増やした」という。和牛メニューにはA4以上の和牛を使う。

 関西出身の吉田さんが肉処理で出るすじ肉を活用して作る名駅西口店限定の料理も提供。「和牛すじ煮」(290円)のほか、かつおだしの「和牛肉吸い」(590円)、中太麺の「和牛まぜそば」(690円)も用意する。ランチタイム(12時~15時)は「和牛肉吸い」「和牛まぜそば」に無料ライスを付ける。

 併せて、「牛タン塩」(390円)、「センマイ刺し」(490円)、「上ミノ」(590円)、「冷麺」(390円)などもラインアップに加える。

吉田さんは「近隣で働く人や、出張で訪れるビジネスマンが多いが、家族連れでもぜひ利用してほしい」と笑顔を見せる。

 営業時間は12時~22時30分(自治体などの要請により、時短営業する場合もある)。日曜定休。

名駅経済新聞VOTE

名古屋城と言えば?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース