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名駅にワタミの新ブランド「焼肉の和民」 「特急レーン」や配膳ロボット導入も

「ワタミカルビ」を始めとした「焼肉の和民」メニューの一例

「ワタミカルビ」を始めとした「焼肉の和民」メニューの一例

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 「焼肉の和民 名駅4丁目店」(名古屋市中村区名駅4)が12月1日、オープンした。もともと居酒屋「和民」を出店していたビルの6階・7階に出店した。

配膳・下げ膳を担当する配膳ロボット

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 「焼肉の和民」は、ワタミ(東京都大田区)が居酒屋業態に代わり新規基幹事業として立ち上げた新ブランド。オリジナルで開発した九州産黒毛和牛「和民和牛」をリーズナブルな価格で提供するほか、居酒屋のDNAを引き継いだつまみメニューやご飯もの、ラーメン、ドリンクなども豊富にそろえるという。

 同社執行役員の新町洋忠さんは「アフターコロナの時代でも居酒屋のマーケットは7割に縮小すると推測し、従業員の雇用を守るためにも新しい業態を考え始めた」と振り返る。鹿児島の和牛生産企業「カミチクグループ」と提携し春先にオープンした、ロードサイド型食べ放題焼き肉店「かみむら牧場」が1店舗当たりの平均月商が3,000万円超えし、反響が大きかった。そのことを背景に「居酒屋和民が多く出店する駅前でもリーズナブルな焼き肉店なら需要が高いのでは。焼き肉店は居酒屋に比べ、家族連れや年配客など客層が広い」といった考えで新規事業を進めた。

 居酒屋から転換し、10月5日に1号店としてオープンした大鳥居駅前店(大田区)の売上高は前年比385%だったという。

 「和民和牛」の特徴について新町さんは「和牛というと脂が強いイメージだが、『和民和牛』は味が濃く味わい深い」と話す。一頭買いし、焼き肉で使わない部位は同社の別の店舗のメニューで使う。

 看板メニューの「ワタミカルビ」(390円)は、一頭から1%しか取れない希少部位で肋骨(ろっこつ)の間の「うま味の強い」肉という。そのほか「和牛カルビ」(980円)、「和牛バラカルビ」(590円)、「極厚牛タン」(980円)、塊肉の「歓喜のハラミマウンテン」(880円)、3種を盛り合わせる「ワタミ極盛」(1,980円)、「野菜も食べよう!和民サラダ 特製人参ドレッシング」(590円)など。

 「石焼ビビンバ」(780円)、「いくらとサーモンの石焼き飯」(690円)などのご飯ものや、「バナナスプリット」(680円)、「ちょこっとアイスキャンディと2種のロールケーキ」(290円)などデザートメニューも用意。ドリンクは、ビール、サワー、ハイボールなどアルコールメニュー、クリームソーダのほか、ドリンクバー(480円、キッズドリンクバー180円)もある。価格は全て税別。

 6階客席では、「特急レーン」(利用できない席もある)で料理を配膳する、しゃべる配膳ロボットも導入。配膳・下げ膳を担当することで、従来の居酒屋業態と比べ接触接客を最大8割削減できる。7階客席はボックス席を設ける。席数は全138席。

 営業時間は16時~翌1時(土曜・日曜・祝日は11時~)。

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