なごやめしを核とした地元グルメを片手で楽しめる街歩きグルメ企画「ワンダーグルメ」が10月23日、円頓寺商店街(名古屋市西区那古野1)と円頓寺商店街本町商店街(那古野2)で始まった。
飲食場所や購入時の待機場所としてスタンディングテーブルを設置
昨年11月に円頓寺商店街のみで初開催。今年は円頓寺商店街本町商店街も加わり、全19の参加店で実施する。名古屋商工会議所が主催で、円頓寺商店街振興組合、円頓寺本町商店街振興組合などと協力し開催する。観光スタイルの提案のほか、新型コロナで打撃を受けた観光業・飲食業の支援による地域活性化を目的に行う。
フードは専用の紙で包んで提供する。今回から、飲食場所や購入時の待機場所として、商店街の通りに両商店街合わせてスタンディングテーブルを10卓設置する。
円頓寺商店街は13店舗が参加(うち4店舗が新規)。提供メニューは、老舗喫茶店「喫茶まつば」=「ふわふわ」の白いパンに小倉あんを挟んだ「白い小倉トースト」(180円)、自然食品や手作りスイーツの店「めるは~ば」=「国産無添加シュークリーム」(3個、300円)、「喫茶、食堂、民宿。なごのや」=卵焼きを挟んだ名物の「タマゴサンド」(300円)、オマール海老(えび)スープのつけ麺を提供する「ヌードル麺和 名古屋本店」=「殻ごと食べられる海老串揚げ」(塩こしょう味=100円、トリュフ塩味=120円)など。
円頓寺本町商店街は6店舗が参加。メニューは、1877(明治10)年創業の「御菓子処(どころ)松露堂」=「金鯱(しゃち)きんつば」(130円)、今年6月にオープンした「サイゴンサイゴンバインミー」=自家製のベトナムハムやレバーパテを挟んだ「バインミー」(500円)、同エリアで出身の店主が今年2月に開いた「からあげ天国からちゃん」=「台湾風ザクから」(200円)など。
フードのほか、既存のドリンクメニューをテークアウトで販売する店もある。
同企画を担当する名古屋商工会議所の河野利恵さんは「歴史が古く、老舗店が多く残っている一方、新しく個性的な店が入り交じる魅力あふれるエリア。気軽に店を訪れて、気さくな店主と会話を楽しみ、地元グルメ食べながら、『歴史や文化に触れる街歩き』を楽しんでほしい」と言う。「平日は商店街でのランチ後にプラスもう一品、おやつや小腹が空いたらスイーツを、仕事帰りにはつまみとして利用してもらい、下町風情の残る商店街の日常を楽しんでほしい」とも。
営業時間は各店で異なる。11月30日まで。