野菜が主役のカレースタンド「Yaokichi Sen(ヤオキチセン)」(名古屋市中村区名駅4)が10月14日、名古屋駅前にオープンした。
同店は、店主の吉田泰翼さんが実家の「八百吉商店」から仕入れた野菜を使ったカレーを販売する「八O吉(ヤオキチ)」の3号店。「日々の暮らしにカレーなる体験を」をコンセプトに据える。今年1月に自由が丘に1号店をオープンし、7月、吹上に2号店で完全菜食のカレーを提供する「YAOKICHI Kabe」をオープン。それぞれ販売するカレーメニューは異なるという。
「Yaokichi Sen」は、クラフトビールと自然派ワインの店「7 Days Craft Kitchen」とワインバー「vinofonica」が入るビル南側の一角に出店し、注文窓口を設けた造り。飲食は店外に設置した4人程度収容できるスタンディングテーブルを利用できるほか、開店から14時45分までは店内2階(20席)でイートインも可能。テークアウトにも対応する。
販売メニューは野菜のうま味を凝縮したカレーベーに牛・豚の合いびき肉を合わせたキーマカレー「八O吉キーマ」と、大豆ミートを使う完全菜食のビーガンキーマカレー「暮らしのキーマ」の2種類。キーマカレーのみの「シンプルスタイル」(880円)のほか、ローストしたニンジンや丸ごとピーマン、半熟卵のアチャールなどをトッピングする「いつものスタイル」(1,280円)、「いつもの」のトッピングに加え、季節の野菜を使うトッピングを加えた全5種をのせる「ヤオキチスタイル」(1,480円)を用意する。緑茶の茶葉を混ぜ込んだ「緑茶ライス」は、レタスやケールを入れた「サラダ」に変更できる。
管理栄養士でもある店長の加藤祐基さんは「八O吉のカレーは元々辛くないカレーでスパイスの香りを楽しめる」と話す。「Yaokichi Senのお客さまにも、ほか2店舗の八O吉のカレーを知ってほしい」
つまみメニューとして「アチャール卵」「ピーマンキーマ詰め」(以上380円)、オリジナルドリンクの「ジンジャーレモネード&スモーキー」(420円)、豆のいり方など年4回変える「ヤオキチ ブレンドコーヒー」(500円)を販売するほか、同ビルに入る店のクラフトビールやワインバーも購入可能。
「カレーのほか、軽く一杯飲める店としても利用してもらえる。ひとりでもフラッと来店し、スタンディングカウンターで相席になったお客さま同士が知り合いになるシーンなどが生まれたらうれしい」と笑顔を見せる。
営業時間は11時~23時。水曜定休。