JR名古屋駅中央コンコース内のラーメン店が連なる「名古屋・驛(えき)麺通り」に11月8日、「名驛式担々麺 しゃち福」と「麺処(どころ) 井の庄」の2店がオープンした。
7つのラーメン店が並ぶ同通り。常設店のほか、今回から2店舗分の枠に増やした期間限定(年単位で変更)のイベント店が軒を連ねる。運営はジェイアール東海フードサービス(中村区名駅南1)。
「しゃち福」(TEL 052-569-0075)は、同社が新たに展開する担々麺の店。店長の牧之段智之さんは「名古屋・驛麺通りは、多様な人が行き交う名古屋駅のコンコース内にある。女性客も意識し、人気を高める担々麺にした。ご当地担々麺を目指したい」と意気込む。
メニューは、「ゴマが強い」(牧之段さん)というクリーミーなスープにストレートの細麺を合わせ、豚の粗びき肉を使う辛い肉みそや刻みザーサイ、細切りネギなどをのせる「クリーミー担々麺」(900円)、平打ち麺の「汁なし担々麺」(920円)、「季節野菜の担々麺」(1,000円)など。辛さは3段階(1辛=無料、2辛=100円増し、3辛=150円増し)から選べる。客席にさんしょうなどを置き、好みに合わせて味をカスタマイズできるようにした。
牧之段さんの「お薦め」という「プレス焼売(シューマイ)」(6個、420円)は、豚肉やタマネギで作るシューマイのあんを薄いギョーザの皮で包み鉄板でプレスし焼き上げ。黒酢とおろししょうがで食べる。そのほか、岐阜県産「郡上クラシックポーク」で作る「やわらか角煮」(580円)なども。25席を設ける。
「麺処 井の庄」(TEL 052-588-5517)は、東京で6店舗展開するラーメンとつけ麺の店で、東海地区に期間限定で初出店する。「辛辛魚(からからうお)らーめん」(900円)は、「辛さに負けない」(店長の伊藤佑介さん)という豚骨と魚介ベースの濃厚なスープに、煮干しで香りを付けた特製ラー油と一味唐辛子と魚粉を混ぜた「辛魚粉」を「たっぷり」合わせる。平打ち麺で、やわらかく煮た豚バラブロックをのせる。辛さは、辛め、控えめにすることもできる。
「つけめん」(900円)と「辛辛魚つけめん」(980円)を用意するつけ麺メニューは「つけ汁が主役」(伊藤さん)で、癖のない味の中太麺を使いつけ汁をダイレクトに味わえるという。28席を設ける。
営業時間は両店とも11時~22時。