英語落語家・喜餅さんが出演する英語で楽しむ落語「ニッコースタイル名古屋寄席~英語落語家・喜餅独演会~」が2月5日、名駅エリアのホテル「ニッコースタイル名古屋」(名古屋市中村区名駅5)1階のコミューナルロビーで開催する。
ピラティス教室や演奏会、DJイベント、ワークショップなどをコミューナルロビーで開催してきた同ホテル。広報担当の広光美絵さんは「1階のロビーが、地域交流の場になるといいという思いで、スタッフでアイデアを出し合っている」と話す。現在はコロナ禍の影響で隔月開催。3月には金箔(きんぱく)貼り体験を予定しているという。
英語で落語を披露する喜餅さんは愛知県出身。開催の背景について、広光さんは「国内旅行に出掛けづらい昨今、愛知県や東海地方在住の外国人のお客さまに日本の伝統文化に触れられる機会を作りたいと思い企画した」と話す。「外国人のみだけではなく、英語を学んでいる人に落語というエンターテインメントを通して英語をより身近に感じ、楽しみながら英語を学んでもらえたら」とも。
披露する演目は「初天神」で、年の初めの祭りに出掛けた先で、息子に振り回されて困惑気味の父親を風刺的に描いた古典落語。事前にキーワードとなる英単語を知らせることで英語初心者でも楽しみやすいよう工夫する。「落語を聞くだけでなく、現役落語家から直接、落語で使っている小道具を紹介しながら体験を提供する時間も設ける。より深く日本の伝統文化を知ってもらえたら」(同)。
開催時間は11時~12時(10時30分開場)。定員15人参加費は2,500円(税・サービス料込み)。チケット購入はPeatix(ピーティックス)で販売する(今月29日21時まで)。
チケットには観賞後に同ロビー横にあるレストランで利用できる10%割引券が付く。「観賞後にお客さま同士で交流してもらえれば。また、喜餅さんがメールマガジンで『公演後に一緒にランチしませんか』と発信しているのを見て、当ホテルでの寄席が終わった後にも演者とお客さまが繋がっていく可能性を感じている」(同)と期待を寄せる。