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名古屋の定番菓子「きしめんパイ」リニューアルへ 新商品「台湾きしめんパイ」も

リニューアル後の「きしめんパイ」。パッケージデザインも刷新(イメージ)

リニューアル後の「きしめんパイ」。パッケージデザインも刷新(イメージ)

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 名古屋の老舗菓子店「青柳総本家」がロングセラー商品「きしめんパイ」をリニューアルし、4月25日に販売を始める。

新商品の「台湾きしめんパイ」(イメージ)

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 1979(昭和54)年に発売された同商品。当時はねじった生地の形状で、プレーン&チーズ味の2種類を詰め合わせて販売していた。同社広報担当の木下美幸さんによると、カレー味の追加販売や、1本の長さ24センチを半分の12センチにするなど変更を経て、2011(平成23)年に、たれに濃い口しょうゆとかつお節エキスを使った和風テイストで、商品名にちなみ平たい形状にリニューアルした。

 今回のリニューアルでは、生地、味、パッケージを変更する。リニューアルの理由について木下さんは「発売から43年のロングセラー商品にもかかわらず、『きしめんパイ』が青柳総本家の商品だと認識されていないことが多く、パッケージも含め『分かりにくい商品』と捉えている。『名古屋名物のきしめんをイメージした商品』という特徴をもっと強くアピールすること、また、当社の商品であることの認知拡大が目的」と説明する。リニューアルに着手してから発売まで1年半近くの時間を要したという。

 リニューアル後のきしめんパイの生地は、「食べた瞬間の口溶けの良さ」にこだわり、たれにはきしめんに使われることが多いというむろあじ節に着目して、むろあじ節エキスと地元のしょうゆ醸造元の「丸又商店」(武豊町)の丸大豆たまりを使う。「むろあじ節エキスと丸大豆たまりはたくさんの試作を繰り返す中で行き着いた素材。オーソドックスなパイにコクとうまみをプラスした」(木下さん)。「現在のきしめんパイ好きのファンも多く、180度変えてしまうのではなく、ほのかに変わったと感じてもらえると思う」とも。

 合わせて新商品「台湾きしめんパイ」も発売。名古屋名物の「台湾ラーメン」と「きしめん」を合わせたイメージで、辛いものが苦手な人でも食べられる程よいスパイシーな味わい。「名古屋出張で帰りに新幹線などでお酒と一緒に食べるイメージ」(同)でビールやハイボールにも合うという。

 価格は、きしめんパイ=648円(1箱10本入り)、台湾きしめんパイ=756円(同)。名古屋駅新幹線口の地下街のエスカ直営店やKITTE名古屋店(以上、中村区)、大須本店(中区)などの直営店のほか、市内百貨店、名古屋駅KIOSK、中部国際空港、同社オンラインショップなどで販売する。

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