名古屋城をモチーフにし、尾州の繊維産業とコラボした靴下「KIN-SHACHI Socks」の販売が3月21日、名古屋城(名古屋市中区本丸1)内の売店で始まった。
足の甲辺りに名古屋城を表す「NGY 金しゃち」マークが入るデザイン
名古屋城公式土産「NAGOYA CASTLE」シリーズとして作られた同商品。同シリーズ企画は、愛知・名古屋のものづくりや産業、伝統工芸などとコラボして土産商品を開発するもの。
「KIN-SHACHI Socks」は、尾州の繊維産業とコラボ。同商品を担当する名古屋城総合事務所の西浦志乃さんは「尾州では1000年以上前からさまざまな繊維品が生産されており、尾張藩の安定した藩政の下、さらに産業が発展し、名古屋城下町でも多くの綿織物が取引されていたそう。このような背景で、今回、尾州の繊維産業とコラボした」と説明する。
靴下は、尾州の企業の倉庫に使われずに残っていた「リサイクルスーピマコットン」と、「優れた調温・調湿機能や防臭・抗菌機能などを備えた」という高機能素材の「メリノウール」の、2つの素材を尾州の技術で交撚(こうねん)して作った糸で編まれている。西浦さんは「本当に履き心地が素晴らしいので、とにかく履いてみてほしい」と話す。
ベースは生地の地の色で、足の甲辺りに色付きの糸で、名古屋城を表す「NGY 金しゃち」マークを入れるほか、ポイントで爪先部分などにも色を使う。色は「金しゃち」をイメージしたイエロー、「天守閣の屋根」のグリーン、「石垣」のグレーの3色展開。価格は各1,800円(2サイズ展開)。
そのほか、イエロー、グリーン、パープルを使いツートンカラーにした「NAGOYA CASTLE ボールペン」(3色展開、各450円)、金色のエコバッグ「KIN-SHACHI Eco-Friendly Bag」(1,600円、4月末発売予定)も展開する。
城内の正門横売店と「西の丸御蔵城宝館」内の売店で販売するほか、現在開催中の「名古屋城春まつり」会場内の「おみやげブース」でも販売する。