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中村公園近くにギャラリー&カフェ 新たな発見を提供する場に

「EUREKA」内観。「LUCKIIS」の野田美紀さん(写真中央)をはじめとするスタッフが運営を担う

「EUREKA」内観。「LUCKIIS」の野田美紀さん(写真中央)をはじめとするスタッフが運営を担う

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 ギャラリー&カフェ「EUREKA(ユリイカ)」(名古屋市中村区中村町4)が10月17日、オープンした。運営は写真家の武藤健二さんが代表を務める「LUCKIIS(ラッキーズ)」。

「EUREKA」外観。銭湯「清正湯」の看板が残る

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 武藤さんは東京、福岡、名古屋での活動を経て独立。現在はスチルフォトを中心にムービーなどを手がける。以前から「名古屋にもっと、アートに触れられる場所があれば」と感じていた武藤さん。スタジオの移転を計画する際、「制作の現場を、作品発表や人の交流を生み出せる場にもしたい」と考え、ギャラリーとカフェを設けることを決めたという。

 かつて「清正湯」という銭湯が営まれていた物件を改装し、同社オフィス、撮影スタジオとしての機能を備えるギャラリー、カフェを開設。施設内の一部には、洗い場の鏡やタイル張りなどの装飾が残る。

 カフェスペースにはテーブル席2卓8席を設け、オリジナルブレンドコーヒー「EUREKAブレンド」(600円)をはじめとするソフトドリンク・アルコールドリンク類を提供する。カフェのメニュー開発は、武藤さんの知人で「喫茶ニューポピー」(西区那古野1)オーナーの尾藤雅士さんが担当。武藤さんは「気心の知れた人の感性を織り交ぜながら、一緒に場をつくっていきたいと考えた」と話す。ほかにも、フロランタンやチーズクッキー(以上、550円)、カラメルナッツ、スパイシーカラメルナッツ(以上660円)などオリジナルスイーツをそろえる。

 オープンを記念し、武藤さんの作品展「CAHIER - ISSUE.2『EARTH』」を開催。施設内壁面とギャラリースペースに大小さまざまな作品を展示する。今後は武藤さんとつながりのあるクリエーターの展示を行う予定で、同社クリエーティブプロデューサーの野田美紀さんは「写真に限らず、デザインやアート作品を広く扱い、訪れた人に発見や気付きを提供していく場として育てていきたい」と話す。武藤さんも「続けていくことが大事。息の長い場にしていけたら」と意気込む。

 営業時間は11時~19時。作品展は今月29日まで。期間中は月曜休廊(終了後は不定休)。

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