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瀬戸のコーヒー専門店が那古野に2号店 2つの街の交流・発信拠点目指す

「little flower coffee(リトルフラワーコーヒー) 那古野」の本田順也さん(左)と源平早彩さん(右)

「little flower coffee(リトルフラワーコーヒー) 那古野」の本田順也さん(左)と源平早彩さん(右)

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 テイクアウト専門のコーヒースタンド「little flower coffee(リトルフラワーコーヒー) 那古野」が5月20日、那古野エリアある「&tree」(名古屋市西区那古野1)1階にオープンした。

レモン、ブラットオレンジ、エルダーフラワーコーディアルを合わせた特製シロップとコーヒーゼリー、ソーダを組み合わせた「コーヒーゼリーソーダ」

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 昨年4月に開業した瀬戸のコーヒー専門店の2号店。2店を運営するベネクト(愛知県瀬戸市)の本田順也さんは「本店を立ち上げる段階で、店舗展開を見据えていた。開業前に名古屋のコーヒー店で修業していたのもあって、当時からのお付き合いのお客さまも多く、ゆくゆくは名古屋に店舗を構えたいと考えていた」と話す。

 本田さんは「那古野エリアは本店のある瀬戸とのつながりが深い」とも話す。かつて瀬戸で製造された陶磁器が、電車によって那古野エリアに運び込まれ、堀川を介して国内外に出荷されていったことから、両エリアは現在も交流が盛んだという。「2号店は、お客さまが瀬戸とのつながりを得られるような場にしたい、とも考えていた。街の歴史にも縁を感じた」とほほ笑む。

 内装は、同社の源平早彩さんがディレクションした。源平さんは「ポップさなど、私たちが大事にしてきた『らしさ』を押さえつつ、温かみと落ち着きのある空間を目指した」と話し、カウンターには、焼き物の「黄瀬戸」を思わせる淡い黄色のタイルを全面にあしらう。源平さんは「商品を提供する側とお客さまとの距離が近いのが、コーヒースタンドの魅力。限られた空間を生かして、お客さまとの交流を深めていきたい」と笑顔を見せる。

 メニューは、ハンドドリップコーヒー(480円~)、エスプレッソ(400円)、アメリカーノ(450円)、カフェラテ(550円)など本店で焙煎(ばいせん)したコーヒー豆を使うドリンク類をはじめ、特製シロップと水出しカフェインレスコーヒーのゼリーを組み合わせてソーダで割ったオリジナルドリンク「コーヒーゼリーソーダ」(650円)、ムースをチョコレートでコーティングし、サブレでサンドした同店限定商品の「ムースサンド」(全3種類、各630円)などのスイーツをそろえる。

 店頭では、コーヒー豆(100グラム=980円~)、ドリップパック(1パック=200円、15パック=3,300円)のほか、「マドレーヌヴァニーユ」(330円)、「ガレットブルトンヌ」(360円、5個入り=1,000円)、輪切りのバウムクーヘン「more & more!」(1,080円)などの焼き菓子も販売する。焼き菓子はギフト包装にも対応(箱代=200円~)。ギフト用に、焼き菓子とセットにできる瀬戸焼作家のオリジナルマグカップ(4,500円)もそろえる。

 本田さんは「すでに何度も足を運んでくださる人もいてありがたい限り。本店と2号店を盛り上げていきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~19時(日曜は17時まで)。

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