「ドクターイエロー」のカラーにラッピングした高速バス「黄色いバス」の運行が10月13日に始まった。
初運行便の前日に名古屋駅に停車した「ドクターイエロー」と「黄色いバス」(回送)
新幹線の検査専用車両「ドクターイエロー(T4編成)」が来年1月で引退するのを機に、JR東海バス(名古屋市中川区)が企画し期間限定で運行する。
車両は、三菱ふそう「エアロエース」(40人乗り、トイレ付き)。ツバメのマークが側面に付いた従来デザインの車体をドクターイエローをモチーフにしたカラーでラッピング。車体後方にJR東海バスのキャラクター「ばめたん」を添える。企画営業部の大野晋さんは「単なる黄色ではなく、ドクターイエローの色になるよう調整した。ドクターイエローをイメージしデザインや装飾などを極力なくしてシンプルにした。ただ、『ばめたん』だけは登場させた」と話す。
見ると幸せになるというジンクスで知られるドクターイエロー。「事前に運行計画を見て乗車や撮影したりしてがっちり幸せをつかむも良し、たまたま乗り合わせたり見かけたりなど偶然の幸せを楽しむも良し。この『黄色』で、多くの方々がより明るく楽しい気分になってもらえれば」と大野さん。
ハッシュタグ「#JR東海バス」「#黄色いバス」を付け、「黄色いバス」の画像をXに投稿した人を対象に同バスの模型が抽選で3人に当たるキャンペーンも11月30日まで行う。
初運行便は8時に名古屋を発車する「新東名スーパーライナー新宿4号」。予約時の乗車人数は満席の40人だったが直前にキャンセルがあり39人で名古屋を出発した。運行は来年3月31日まで。運行情報はJR東海バスのウェブサイトやXなどで確認できる。
今後、ECサイト「JR東海MARKET」内のオンラインストア「JR東海バス部」で定規やハンカチ、バス模型など「黄色いバス」グッズも販売する予定。